※本品は雑誌『美しいキモノ2023年冬号』p.92に掲載されているお品でございます。
【 仕入れ担当 渡辺より 】
自然をみつめ、自然を愛する心から生まれた創作紬。
染めのお色に心を込め、織りの具合に想いを込める…
伝統的工芸品、信州・伊那紬より、
大変美しく、それでいて工芸味をも感じさせる
特選品のご紹介です!
一言では言い表せないほどの繊細な色の移り変わり…
手織りならではの温もり溢れる織味と合わさり、
この上ない表情のひと品となっております。
本品よりも2倍3倍するような、
高級な産地紬の御品と比べても決して引けをとらないほどの、
工芸味溢れる逸品クラスの仕上がりでございますので、
この価格であれば大変お値打ちに感じていただけるのではないでしょうか。
織物好きの方にも自信をもっておすすめいたします!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
手織りならではの温もり感じる、ざっくりとした風合いの紬地。
その地を蓬色、濃群青色、黒紺色などの配色で市松状に織り上げ、
さり気ない横段模様も織り合わせております。
染ではなく、織だからこそのこの表情…
織物好きにはたまらない仕上がりでございます。
他にはない、唯一無二の存在感…
もちろんのこと、安価なものでは表現することが出来ない、
熟練職人の織技があってこそ実現した、
この繊細さと味わいの深さ。
この素晴らしき、大自然からの恵みを…
大切に、心を込めてお届けいたします。
【 伊那紬について 】
信州紬のひとつ「伊那紬」は、信州の伊那谷で生まれた紬です。
「蚕の国」「絹の国」と呼ばれる信州は古くから養蚕が盛んな土地で、
野山には草木染めの原料となる草木が至るところに自生し、
豊かな色彩感覚とぬくもりある手織物がはぐくまれてきました。
信州伊那谷・長野県駒ヶ根市にある「久保田織染」さんは、
手織り機のみを数十台所有されている伊那紬唯一の工房です。
伝統工芸士の「久保田治秀」氏によると、天然染料を用いた染めは、
何より経験が大切との事。
染める季節、天然草木の採取の時期、配合の割合…
全てを計算して染めても、なかなか思い通りの色は出ないそうです。
生糸や玉糸、真綿糸などを全て自社で精製し、
長年の経験によって配合した天然染料を用いて糸を染め、
一反一反手織りにて織り上げていく…
全ての工程にこだわって生まれた織物が「伊那紬」です。
絹100%
断ち切り身丈169cm 内巾37cm(最大裄丈約70cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、女子会、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)