【 仕入れ担当 田渕より 】
今では見られない、深い彩りに惹かれて仕入れて参りました。
皆様ご存知の牛首紬。
本品は昭和54年、石川県指定無形文化財に指定された後、
昭和63年、経済産業大臣指定・伝統的工芸品に指定される間に製織されたお品かと思われます。
製織されてから40年は過ぎていると思われますが、
問屋さんの片隅で、大切に大切に保管されておりました。
若干の保管香はございますが、難等は無くアウトレットの美品としてご紹介致します。
このような出逢いは一期一会。
お目に留まりましたらお見逃しないようご覧くださいませ。
【 お色柄 】
牛首紬特有のハリ感と素朴な節糸のある地。
どこまでも落ち着きを感じさせる紬地は、藍色の濃淡を基調として
ジャワ更紗を一面に描き出しました。
今も昔も変わらない牛首紬の極上の質感。
お袖を通されてわかる、そのしなやかな気品。
是非この機会にお手元にてご堪能頂ければ幸いです。
【 牛首紬について 】
日本の三大紬、大島・結城・牛首。
そのなかでも、双子の蚕(玉繭)から取れる希少な糸を用いているため、
年間生産量の一番少ないものが牛首紬です。
加賀の国・白峰村一帯の集落は、古くから自然の玉繭を原料に手機紬が織られてまいりました。
耐久性に優れた牛首紬は、釘にかけても破れないほど丈夫と言い伝えられておりますので、別名「釘抜紬」とも呼ばれます。
絹100%
長さ約13m 内巾36cm(最大裄丈約68cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯