【 仕入れ担当 渡辺より 】
藍の彩りと絣のお柄が味わい深い、
特選綿着物のご紹介です。
証紙類は付属しておりませんが、絣の構成、
地風よりおそらく弓浜絣かと存じ上げます。
手仕事のぬくもりを感じさせる地風と
民芸的なデザインで、小紋や織のお着物など
カジュアルのお着物との相性が良い事でしょう。
また、弓浜絣はもともと数も少ないお品、市場に出回る数も
ぐっと少なく、お探しの方におすすめでございます。
【 お色柄 】
厚みのあるしっかりとした地風の留紺の木綿地に、
絣による『※孟宗』をモチーフにした筍に笠、
鍬、孝の文字が大胆に表現されております。
※二十四孝の一人。
三国時代呉の人。字は恭武。
孝行の徳により寒中に筍(たけのこ)を得て、
母に供したとという。
【 商品の状態】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
【 弓浜絣について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年指定)
鳥取県指定無形文化財(1978年)
鳥取県西部弓ヶ浜地方で約250年前から伝わる伝統工芸品。
弓浜絣の歴史は江戸時代中期の1751年(宝暦元年)頃まで
遡り、当時から鳥取県と島根県を含む山陰地方は、
広瀬絣、弓浜絣、倉吉絣など絣を織る技術が発達、
絣の名産地として名を馳せていた。
中でも、農民などの一般市民の生活に取り入れられてきた
弓浜絣は最も親しみやすく重宝された絣で、江戸時代から
大正時代にかけて全盛期を迎え、鳥取は全国で3位の
絣織物生産地として栄えた。
1978年(昭和53年)に鳥取県の無形文化財に指定されてからは
絣を保存する会や絣を制作する工房が各地で設立され、
弓浜絣の保存や周知に努めている。
表:綿100% 裏地:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈158cm(適応身長153cm~163cm) (4尺 1寸 7分)
裄丈64cm (1尺 6寸 9分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾29.5cm (7寸 8分)
※カラー通し裏仕立て
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※藍はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
藍が落ち着くまでに汗や摩擦で色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
身丈(背より) | 158cm (適応身長163cm~153cm) (4尺1寸7分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 48.5cm(1尺2寸8分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.3cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm(1尺7寸4分) 袖巾33.5cm(0尺8寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 街歩き、普段着 など
◆あわせる帯 カジュアル向けのデザインの名古屋帯、半巾帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。