【 仕入れ担当 中村より 】
日本工芸会の正会員でもある、城間びんがた工房15代目【 城間栄順 】氏。
琉球紅型八寸名古屋帯をご紹介致します。
今回ご紹介のお品は帯地からこだわり、製作されたお品。
琉球紅型の力強さが感じられる素晴らしい染めあがりです。
ご年齢を問わずその紅型の美しさを永くご堪能頂ける逸品でございます。
厳選して良柄を仕入れて参りました。
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
今作は、帯地にたっぷりと「節糸」を織り込んだ小千谷紬地を用いました。
しなやかな中に、ナチュラルな節が浮かぶ紬地は、
爽やか青色を基調として染めて。
意匠には「八重干瀬」と銘打たれた柄が表現されました。
年に一度姿を現す幻の島「八重干瀬」
サンゴ礁の割れ目にイラブチャーが泳いでいます。
南国の風を感じる、創作性豊かなお柄でございます。
色数も多く、染めにくい紬地に表現された見事な隈取が、
奥行きある表情をもった一条に仕上がりました。
妥協の許されないほんものの仕上がりを、
どうぞお手元でじっくりとお確かめください。
栄市氏らしさと琉球紅型の力強さが感じられる素晴らしい染めあがりです。
ご年齢を問わずその紅型の美しさを永くご堪能頂ける逸品でございます。
【 琉球紅型について 】
紅型は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、
白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していきます。
そのあとに、筆で色を挿して、刷毛でこすってぼかし染めのようにし、
水で糊を洗い流します。
各工程に何人もの職人さんが携わり、力を注いで丹精込めて仕上げていきます。
紅型は顔料と染料を用います。
顔料には朱、石黄、洋紅、藍蝋、群青、胡粉、 墨などで、
無機顔料や有機顔料があり、
染料には琉球藍、フクギ、蘇芳、ウコン、
楊梅、綿腑脂などの植物染料が用いられていました。
顔料や蘇芳、綿踊脂は、沖縄に産するもではなく、
王朝時代の海外交易によって入手していたものです。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
◇六通柄
※お仕立てご依頼の際、お仕立て上がり時のたれ先は無地となります。(メーカー推奨)
たれ先柄有りでのお仕立てをご希望の際はその旨ご指示下さい。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物