商品番号 1466824

”SALE残り4日!” 【夏物最終バーゲン】 【本麻 古代越後上布】 小河正義作 特撰本麻上布着尺 「割付段文」 奇跡の入荷! 夏姿の憧れ… もう手に入りません!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
織物通の夏の憧れ…越後上布。
その希少性は、ご説明申し上げるまでもないことでしょう。
重要無形文化財指定の越後上布とは経糸こそ違うものの、
「小河正義」氏が手掛けた作品ですので、その品質にはぜひご安心頂ければと存じます。

残念ながら小河氏はお亡くなりになられておりますので、
もう新たな織り上げはございません…。

昔ながらの製法にこだわり、糸づくりから長い時間をかけて制作された一枚。
まずご紹介の機会は今後恵まれないと思います。
ぜひこの機会にご検討下さい!


【 色・柄 】
上布ならではの織りひとつひとつの風合い…
素材そのものの訴えてくるような力強さ。
麻の素材感ある深い鉄紺色の地の中に、経糸と緯糸に白を込めて、
ざっくりとした風合いで繊細な割付段模様を表現いたしました。

夏の織りの着物は、手織りのものですと本当に力のあるものばかりです。
合わせる帯も、このクラスのもので贅沢をお楽しみいただければと思います。




【 古代越後上布について 】
1955年に小千谷縮とともに国の重要無形文化財第一号に指定された越後上布は、
2009年さらに、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

重要無形文化財に指定される越後上布には、以下が定義付られております。
1、すべて苧麻を手績みした糸を使用すること。
2、絣模様を付ける場合は、手くびりによること。
3、いざり機で織ること。
4、しぼとりをする場合は、湯もみ、足ぶみによること。
5、さらしは、雪ざらしによること。


越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として繊維だけを取り、
それを爪と指先で裂いてより合わせてつくる繊細な糸です。
お着物でしたら、約一反分の糸を績むのに3ヶ月はかかると言われております。

手績みの麻は、繊細な性質上、昔ながらの居座り機で丹念に織り上げられます。
糸が細くなればなるほど乾燥に弱くなるため、
暖房のほとんどない場所で作業は進み、雪の湿気だけが糸を守ります。

それを極寒の雪水ですすいで、糊を落として足踏みが済むと…
3月の陽気の良い日に、ご存知、雪上の雪晒しとなるのです。

越後上布の歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代・天平年間に織られた麻布が、
今もなお、正倉院の宝物として保存されています。

「北越雪譜」の時代…
いかに機織りが上手にできるかが嫁入りの条件に数えられ、
一家の経済に影響したものでした。


古代越後上布はタテ糸にラミー(機紡糸)を用いており
上記の1の条件からのみ外れるために
重要無形文化財指定を受けられないお品です。

重要無形文化財指定は受けられませんが、
シャリ感や風通しの良さはそのままでお召し頂ける一枚です。

商品詳細

- 素材・サイズ

麻100%(経糸:ラミー糸 緯糸:手積み苧麻)
長さ約12.4m 内巾36.5cm(裄丈69cmまで)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 7月・8月(盛夏)

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。

◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。

◆あわせる帯 名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
特殊地入れ11,000円+麻衿裏6,600円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
・ポリエステル糸でのお仕立てとなります。
 絹糸での縫製ご希望の場合は、その旨必ずご指示下さい。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)