【 仕入れ担当 渡辺より 】
加賀友禅の歴代の名匠を語る上で、
その名が忘れられることはない重鎮。
故・能川光陽氏による、加賀友禅訪問着のご紹介です!
滅多とお見かけすることのない、巨匠の逸品。
その中でも圧巻の重口加工が施された
ハイクラスのひと品。
金彩や刺繡を一切使用せず、
ただひたすらに染の美しさだけで、この表情…
能川氏の作品をお目にかかれるだけでも珍しいなか、
これほどの大作は、本当に珍しいです。
次回のご紹介はお約束できませんので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
しなやかなで上質の縮緬地は
落ち着きある薄色を基調として。
お柄にはみずみずしいお色使いにて、
柔らかなタッチによる流水や秋花を込めた地紙を背景に、
伸びやかに、力強く咲く梅の花意匠を染め描きました。
すでに本加賀のおきものをたくさんお持ちの方にも、
いつかは本加賀を一枚と思われている方にも、
心よりお勧めしたいお品でございます。
終生おそばに寄り添うお着物となりましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 能川光陽について 】
本名:能川猪作
加賀友禅作家
石川県指定無形文化財
加賀友禅技術保存会会員
日本画を岡本光谿に、友禅は人間国宝・木村雨山に師事。
雨山とは9歳違いで師弟関係であった。
今の加賀友禅の礎を築いた、初代由水十久、毎田仁郎、
成竹登茂男、梶山伸といった、加賀友禅作家として
頂点を極めた作家に肩を並べ、平成8年に96歳の
天寿を全うするまで「間」を巧みに生かした
品格ある創作を貫き、加賀友禅の発展に貢献。
加賀友禅作家・柿本市郎の師。
現代美術展、日展など入選多数。
勲六等瑞宝章受章、石川県知事表彰などの
経歴を持つ。
【 経歴 】
1900年 金沢市生まれ
1940年 紀元2600年奉祝美術展初入選
1978年 石川県指定無形文化財加賀友禅技術保存会会員
1996年 死去
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈163cm(適応身長158cm~168cm) (4尺 3寸 1分)
裄丈68cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈52.5cm (1尺 3寸 9分)
前巾24cm (6寸 3分) 後巾31cm (8寸 2分)
※一斤染色の色比翼仕立て
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 52.5cm(1尺3寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティーなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。