【 仕入れ担当 中村より 】
十日町を代表する一流ブランド染匠「青柳」の特選絞り染九寸帯です。
その青柳作品の中でも、今回ご紹介いたしますのは染・絞り・手描きの技を、
4人の名匠の手を通し、最高級の国産素材の上に表現した総て国内で創りあげた「大喜百花」と名づけられたブランドです。
訪問着、袋帯のご紹介は過去にもございましたが、
なんと今回ご紹介のお品は九寸帯。
袋帯よりもカジュアルダウンされつつ、
しっかりと手間暇かけられた上がりたてのお品を買い付けて参りました!
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【色柄】
匠の技を持つ職人たちが創り上げた上質な趣味性。
安価なものには決して真似することのできない、
唯一の表情をたっぷりとご覧くださいませ。
青柳特有のシボたちのある絹地を紺色に染め上げて。
意匠には絞り染にて辻が花模様を表現しました。
季節を問わない意匠。
色無地から、小紋、織のお着物と、
素敵なコーディネートをお楽しみ下さいませ。
【 青柳 大喜百花について 】
創設者、黄綬褒章受章作家 青柳大き(あおやぎたいき)の意思を引き継ぎ、
青柳は昭和13年の創業以来雪深い越後は十日町に工房を構え、時代にあったものづくりに取り組まれている、十日町を代表する名匠です。
●桶づめ- 染める部分の布を桶の外に出し詰める。
縁に出た布に約500本の針をうち、ふたを閉め、荒縄で縛る。
長い経験の中から生まれる力の入れ具合と繊細な手さばきによって完璧な技が可能となります。
●桶染め- 桶詰めされたものを、
85~90度の熱湯染液に桶ごと浸け、
均一に染まるよう重さ30kgの桶を絶えず動かす
。職人も経験の深さとセンスが問われるこの作業があってこそ、
美しい染めが生まれます。
●帽子絞り- 熟練した者のみが行える帽子の糸入れ。
単にしわをつけるだけでなく、しぼりこむという指先の力が、
藝術的な職人技を生みます。キャリアがあるからこそできる作業です。
●手描き友禅- この色にはこの筆という、
色と筆との相性の数だけ筆も数100本以上あります。
その数百本は藝術的センスと経験あるものによって使いこなされ、
職人の技と藝術家の心をきものに添えていきます。
絹100%(金属糸風除く)
長さ約3.6m(御仕立て上がり時)
太鼓柄
名門青柳謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、食事会、趣味のお集まり、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、紬など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。