商品番号 1462703

【本場牛首紬 加藤改石】 本手加工友禅牛首紬絵羽 <チャンチン・手描きロウケツ染> ※八掛なし 「ジャワ更紗」 染織工芸ファン必見! 希少な改石地にバティック染め!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
あの加藤改石の牛首紬絵羽をご紹介致します。
本当に希少なお品でございます。
年々ご紹介数は少なくなる一方です。
問屋さんにたまたま入荷してきたところをすぐに買い付けて参りました。

さらに今回のお品はなんとバティック染めの傑作。
まずご紹介はかないません。
特に良色柄の一枚でございますので、
染織ファンの方、どうぞお見逃しなくお願い致します。


【 お色柄 】
贅沢にも加藤機業場の紬地を白生地に使用した一枚。
素材感たっぷりの、素朴でしっかりとした牛首独持の風合い。
通常の縮緬地とは違い、紬地に描き出すためには高い技術と根気が必要とされます。
節感の強い生地には染料溜りなどができやすく、難しいものです。

こっくりと深い青褐色の紬地には、
一面にジャワ更紗模様が浮かび上がります。
お色使いは最小限で他にはない風情を感じさせます。




【 加藤改石の牛首紬について 】
近年、加藤機業場の作品を見かけることは本当に希少となってきました…
黄綬褒章受賞の牛首紬加藤機業場の「石」の文字。
ごく限られた問屋にしか生地が納められませんので、
「石」マークのついたお品は、それだけで大変な価値がございます。

第二次世界大戦以後次々と廃業していくなかにあって、
ただひとり残り、糸作りを続けた加藤志ゆん氏。そのご子息、加藤改石氏の紬地で御座います。

糸作りから織り上げるまで、全ての工程は手作業…
通常一度に一疋(二反分)織る際には、一週間かかりますので、
月産では十数点しか織り上げることができません。また、取扱いルートが
きっちりと決まっており、ごく限られた問屋にしか生地が納められませんので、
「石」マークのついたお品は、それだけで大変な価値がございます。

経緯(たてよこ)に100%の手座繰り糸を使っているだけあって、
その風合いは本当に素晴らしいもの。丁寧な手織りのお品ですので、
そのしなやかな風合いと丈夫な生地質は、この先も何十年と変わることなく
御召になる方のお手元でご愛用頂ける上質の証でございます。


【 インドネシアバティック Indonesian Batikについて 】
インド更紗の影響を受けながら、多くの島々からなる国・インドネシアを代表する染め物。
「バティック」は蝋けつ染を意味し、その名の通りロウケツ染めの技法によって布を染める手法の事です。
型を一切使わず、全てをチャンチンにより手描きされているバティックは、
熟練の職人の「ろう」の置き具合によって微妙な強弱が出る手仕事の線の味わいが真骨頂。アジアの染織の長い歴史の中で培われた「無名の美」の代表的なものの一つです。

創作には、かなりの日数がかかります。
生地にもよりますが、数十日から数ヶ月とかけてようやく作品が生み出されます。
模様すべての蝋置きがチャンチンを使った手描きによるものですので、ひとつ
ひとつの創作品はそれぞれが、世界にたったひとつのものと言えます。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
たちきり身丈176cm 内巾36.5cm(最大裄丈約69cm)
白生地には加藤機業場 加藤改石の牛首紬地を使用しております。
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、ディナーなど

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
解地入れ6,050円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
解地入れ6,050円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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