【 仕入れ担当 中村より 】
草木染色家、山崎青樹氏に師事し、草木染の心を学び、
染と織の技術を身につけた、日本工芸会正会員・山岸幸一氏の至極の逸品に出会いました!
百貨店さんや専門店さんなどで特集も組まれる、
織物好きにはたまらない、至宝の染織品でございます。
双紬糸(もろつむぎいと)織地の紬着物。
養蚕、糸取りから染め織り、全ての工程を手掛け…
手仕事の丸み、機械織の均一にはない…自然なゆらぎ。
草木のめぐみ、流れていく季節を糸に、色にうつし。
透明感のある彩(いろ)。
時間が経っても古くならない、幾久しく新しく―
是非触れていただきたい、やさしい織物。
大変希少な一枚が御仕立て上がりでお値打ちに仕入れることが叶いました。
期間限定でのご紹介でございます。
お目に留まりましたら是非ともご検討頂けましたら幸いでございます。
【 お色柄 】
ふわっとしたボリーム。
真綿糸の空気を含んだやわらかさとフシの味わい。
紫草、紅藍、栗、臭木、槐樹など…。
いくつも草木染による色彩の重なり…。
細い格子の中に、小さな世界を込めて。
衣類とは何か、糸とは、色とは―
山岸氏のひたむきな織物への思いがつまったお品。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【Web限定販売品について】
Web限定のお値打ち価格にてご紹介いたします。
本品はご注文をいただいてから、お取り寄せいたします。
(お取り寄せに約1週間ほどかかる場合がございます。)
また、実店舗・展示会にてご覧いただくことは出来かねます。
予めご了承くださいませ。
【 山岸幸一について 】
山岸氏は染めから織りまで一貫して行う、草木染の染織作家。
もともとジャガード織機などでドレスなどを創作する織物の家に生まれ、
仕事を進めるうちに染色に興味を持ったそう。
最初は化学染料で糸や生地を染めて使っていらっしゃいましたが、
草木染の先達、染織作家で後の師、山崎青樹氏に出会い
植物染料のすばらしさ、奥深さに引き込まれ今に至ります。
現在は素材、特に蚕や紅花などを育てるために最も適した土地、
山形県米沢市の赤崩に工房をかまえ、「材料すべてを自分で作る」
というこだわりをもってものづくりを続けていらっしゃいます。
山岸氏の作品のコンセプトは、『 古くなっても古くならない 』。
今が100%で変化しないことをよしとする… のではなく、
変わっていくことこそがよい。
それはお召になられる方と共に齢をかさね、
穏やかに色が姿を変え、風合いも肌に沿い…
つまり、人生を共にする織物。
古くならないというのは『変わること』ができるということ。
とことんつきつめ、とことん探し、そして形づくる。
まさに、職人魂といえる信念をもって制作をされていらっしゃいます。
略歴
1946年 米沢市に生まれる
1964年 山形県立米沢工業高等学校紡織科を卒業
1965年 家業の織物業に従事
1973年 山崎青樹に師事
1975年 米沢市大字赤崩に工房を開設
1980年 伝統工芸新作展に初入選(以降入選入賞多数)
1990年 NHK番組で紅花寒染が紹介される
1992年 日本伝統工芸染織展に入選
1994年 NHK「おはよう日本」で寒染を紹介される
1995年 伝統工芸新作展日本工芸会東日本支部賞を受賞
1996年 日本伝統工芸展に入選
1998年 日本工芸会正会員に認定
2000年 日本伝統工芸展奨励賞を受賞
2001年 伝統工芸新作展鑑審査委員に就任
2003年 NHK「ひるどき日本列島」で全国放送
2005年 うすはたの会イギリスロンドン展羅織着物出品
2007年 日本伝統工芸展連続入選
2008年 日本伝統工芸染織展連続入選
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈164cm(適応身長159cm~169cm) (4尺 3寸 3分)
裄丈68cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24cm (6寸 3分) 後巾30.5cm (8寸 1分)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 5分) 袖巾35.5cm (9寸 3分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、女子会、街着、ランチ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。