【 仕入れ担当 渡辺より 】
カジュアルな創作品、古くから街着や旅行着、
日常着として愛されてきた手織の本場久留米絣のご紹介です。
重要無形文化財久留米絣技術保持認定者で
久留米絣協同組合前理事長の【 池田光政 】氏による
藍の彩りが美しいお品。
生地はしに赤字で『重要無形文化財』の織り込みのあるものは
重要無形文化財技術保持者のラベルを貼ることが許されるお品で、
審議委員会があり、織りたいものの図案の提出後、それが
承認されたものに限り織り上げが可能なお品でございます。
肩をはらない、ラフな装い。
シンプルだからご年齢を問わずにお使い頂け、
素材のぬくもりが感じられる、肌触り優しい
仕上がりのお品です。
【 お色柄 】
久留米絣らしいおだやかな濃藍色地に、
お柄には白と縹の彩りの絣にて波をモチーフにした
立涌のお柄がリズミカルに織り出されております。
半衿をつけて足袋を履き、ちょっとした名古屋帯でも締めますと、
しゃんとした着物姿に見えますし、もちろん浴衣のように素足で下駄、
半衿もなしで半巾帯で変わり結び、というのも素敵です
色を控えたシンプルなお品ですので、流行に左右されることもございません。
帯あわせ次第で様々なヴァリエーションをお楽しみ頂ける事かと存じ上げます。
【 池田光政について 】
久留米かすり 池田絣工房 三代目
重要無形文化財 久留米絣技術保持認定者
久留米絣協同組合前理事長
1952年生まれ。
大正8年創業の久留米絣製造・販売をする
『池田絣工房』の3代目代表。
22歳から家業の久留米絣製造に従事し、
24歳の時に重要無形文化財久留米絣技術伝承者に認定。
63歳の時には重要無形文化財久留米絣技術保持者に認定される。
同年より久留米絣協同組合理事⻑に就任。
日本中に久留米絣の素晴らしさを伝え続けている。
【 久留米絣について 】
1957年 国の重要無形文化財指定
1976年 経済産業大臣指定伝統工芸品に指定
福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣。
1800年頃に現在の福岡県・久留米藩の井上伝という
少女が、久留米絣の織り方を発案。
伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。
現在では着物の範囲にとらわれず、ストールや
トートバッグ、スニーカーといった製品の素材
にも用いられている。
織機(動力機)と手織のお品があり、
手織のものも、伝統工芸品と重要無形文化財技術の
二種がある。
重要無形文化財指定認定条件
以下の条件を満たしたもの
・手括りによる絣糸を使用すること
・純正天然藍で染めること
・なげひの手織り織機で織ること
綿100%
長さ約12.5m 内巾36cm(裄68cm前後まで)
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
久留米絣協同組合・久留米かすり商標
久留米絣検査之証
※藍はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
藍が落ち着くまでに汗や摩擦で色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
※単衣仕立てでしたら、6月・9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き、普段着 など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯、半巾帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。