商品番号 1451076

【恵大島・恵美知雄】 本場白大島紬 7マルキ・総絣 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「早春」 良柄入荷。 白恵泥でしか為し得ないこのまろみ 身丈154 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。


【 仕入れ担当 中村より 】
その絣の技術は一線を画した出来栄え。
恵積五郎氏の御子息、恵美知雄の名前の入った一枚でございます。

さらには恵大島だけが有する『白恵泥』。
通常の白泥がパキッとした白色であるのに対し、
なんとも深みとまろみのある表情を生み出すのでしょう。
残念ながら今後新しく織り上がることはございません…。

7マルキ有色総絣の逸品を入荷致しました!
証紙もついて美品のお品でございます。
この希少性、大島紬をご存知の方ならおわかりいただけると存じます。
大島愛好家の方はどうかお見逃しないようお願い致します!



【 色柄 】
本品のような総絣の作品は、絣合わせの難易度は格段に上がりますが、
経絣糸が多いことで、曲線部分の表現が非常になめらかになり、
細部まで美しく意匠を表現すること可能です。

ご覧いただけますでしょうか。
すっきりとした白ではなく、白泥独特のこっくりとした白。
極細密に織り表されたのは、
「早春」と題された、梅に花々に鶯の意匠。

絣細工の高い技術によって濃淡を生み出し、
まるで眼前に迫ってくるかのような迫力ある立体感が表現されております。
本場大島紬は高機による手織りで一糸一糸心を込めて織り上げられます。



【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【 恵大島・恵積五郎 白恵泥について 】
並べば歴然。その「白」は、他の白大島とは一線を画するもの。
大島のプロをして「白恵泥の白は違う」と言わしめる…
今も活発に活動している燃える薩摩の地には、何万年の歳月を経て、
地熱や火山熱の膨大な熱エネルギーによって生成された白い土があります。

「薩摩焼」の土として利用されているその土を用いるのが、白恵泥染め。
白泥を幾度も幾度もくぐった絹糸。くぐらせる前と明らかに異なるそのしなやかさは…
「カシミアの手触り」と呼ばれるほどのもの。

薩摩の白泥をくぐった白大島はしなやかで着心地が良く、シワになりにくく、
しっとりとしているのにしなやかな強さが存分に発揮されております加えて、恵積五郎製の作品。

今となっては本品のような作品は、
市場でおみかけする機会すらないものです。
残念ながら廃業されておりますので、もう織り上げのないお品となります。

見るほどに絣の魔術にひきこまれる、美しくも高雅な傑作品。
大島紬の双璧と呼ばれた先代は、今は亡き都喜ヱ門と共に一世を風靡、
恵さんは「絣の魔術師」と呼ばれ、その絣技術は高い評価を得ています。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
背より身丈154cm(適応身長149cm~159cm) (4尺 0寸 7分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾33cm (8寸 7分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前幅24.5cm (6寸 5分) 後幅30cm (8寸 0分)


【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35.5cm (9寸 3分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行、趣味のお集まり

◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸・八寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。