【 仕入れ担当 渡辺より 】
丹後藤布の織元【 遊絲舎 】より、
絹糸と藤糸を用いて織り上げた、ユニークな
八寸名古屋帯のご紹介です。
すっきりとしたデザインに仕上がっており、
小紋や織のお着物などのカジュアルスタイルに
あわせて、さり気なくこだわりを感じさせる
帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
薄手でややシャリ感のある地風の、かなりくすんだ
煤竹色の紬地に、地色より濃い黒褐色の菱と、
藤糸を使用した小さな丸紋を組み合わせたお柄が
織りだされております。
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遊絲舎(小石嘉織物)について
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丹後藤布の織元
江戸時代中期頃から木綿普及に伴い衰退し、
昭和期には失伝した藤布を蘇らせ、現代の
織物と融合した作品を創作。
藤蔓の伐り採りからすべての工程を
昔ながらの技法で手間と時間をかけて行っており、
絹糸、金糸、和紙など多様な糸を組み合わせで
帯地を製造する高度な技術を背景に、経糸に絹、
緯糸に藤を使った作品などをてがける。
【 沿革 】
明治中頃小石嘉織物ちりめん製造を始める
1986年 丹後藤織り技術の伝承活動を始める。
1991年 京都府「無形民俗文化財」指定-「丹後の藤織り」
1998年 丹後の藤布「遊絲舎」設立
2000年 第20回海の祭典「藤布あかり」天皇両陛下お買い上げ
2001年 京都府「伝統工芸品」指定-丹後藤布
2005年 「日本におけるドイツ年2005/2006」シンポジウム参加
(日欧文化芸術交流推進委員会メンバー)
2006年 ミラノにてLL事業テキスタイル商談会出展
ブリュッセル(ベルギー)・パリ(フランス)にて
ジャパンブランド丹後テキスタイル展 出展
ベルギー王立美術館にて展示(帯地ドレス4点)
2007年 NHK「新日本紀行ふたたび」出演
パリにてジャパンブランド丹後テキスタイル展出展
※~2011年まで毎年出展
2008年 ロンドン大英博物館で
「日英国交150周年記念レセプション」にて藤入りのドレスを発表
2009年 衣のまほろば「藤の郷」開園
2011年 プルミエール ヴィジョンの
第1回メゾン・デクセプションに招待出展(パリ)
以降、2019年第8回メゾン・デクセプションまで連続招待出展
絹100%※自然繊維(藤糸)のぞく
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など