【 仕入れ担当 渡辺より 】
今はなき西陣の逸品機屋【 坂下織物 】の
大変珍しい絽の袋帯のご紹介です。
一昔前には超がつく高額品だったお品。
細い糸を密に織り込んだ三越絽地に、
涼を感じさせるお柄が織りだされており、
6月の単衣、7月、8月の盛夏の時期の
訪問着、付下、色無地、江戸小紋などにあわせて
スマートな帯姿をお楽しみいただける事でしょう。
西陣の手織のお品は昨今中々お見かけ
いたしませんので、夏物もこだわりたい方に
おすすめのお品でございます。
【 お色柄 】
薄手に織り上げられた、ハリとシャリ感のある
オフホワイトの絽地に、優彩の絵緯糸と涼味を感じさせる
金糸使いで、ススキに桔梗、萩などの秋草に波濤文が
織りだされております。
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坂下織物について
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西陣織工業組合所属時の
西陣織工業組合証紙はNo.888
※廃業
すくい織や綴れ織、唐織などの手織の
高級西陣帯を製織していた名門。
綴れ組織の地に唐織にてお柄を表現した
「御門綴」や王道の錦地の唐織の
「錦繍綴唐織」など、華やかな礼装帯から
真綿紬、すくい、蘇州刺繍などでお柄を
表現した工芸洒落帯などがある。
すでに廃業してからかなり時間が経過しているため
その創作品はほぼ流通していない。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.25m(やや短尺・お仕立て上がり時)
※以前の規格(平成20年迄)の長さのお品です
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:夏綿芯(白)
【 付属証紙 】
西陣織工業組合証紙No888 坂下織物謹製
西陣手織協会・手織之証
◆最適な着用時期 6月の単衣、7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付添、お茶席、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、江戸小紋 など