【 仕入れ担当 中村より 】
美しいキモノでおなじみ『貴久樹』。
追求したのは現代の街並みに違和感なく溶け込む作品。
中でも最高級と言われるギッチャーシルクを使用した逸品。
お仕立て上がりでこのお値段は中古ならでは!
状態も良くて寸法の合う方には是非ともおすすめいたします。
目利きで大変お値打ちにご紹介させていただきます。
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 色柄 】
素材感あふれる節糸の自然な表情に、繭自身が持つ、ナチュラルな濃淡。
深紫色で染め上げられたその紬地は
自然の神秘が生み出した本当によいお色に仕上がっております。
野蚕糸特有のざっくりとした肌に軽く、しなやかな触り心地は格別のもの。
シンプルな横段でありながら、豊かな風合い感じられる都会的な印象に、大人の洒落心がくすぐられます。
こういったおきものは素材感を楽しみたいもの。
流行すたりもなく、ずっと、本当に永くお持ちいただけます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 貴久樹 ギッチャーについて 】
野蚕糸の中でも最高級と言われるギッチャーシルク。
世界の他の地域では生産できないムガ蚕の繭から糸をひいた後に残る空繭を木棒でたたき、
綿状になったそれを丁寧に糸状に紡いだ、
まじりけのないギッチャー手紡ぎ糸100%を熟練の技で手織りした創作品でございます。
古来よりマハラジャや貴族のみが着用を許されたという、
高貴な絹の繭を無駄にしないよう、ギッチャーが生まれたといわれております。
そして驚くべきはその重さ。
一枚のお着物として約500g。
流石に裏地は別ではございますが、それでもこの面持ちからは想像できないほどの軽さ。
その軽やかなお生地に存在する空気が夏は涼しく、冬は暖かく。
こうしたゴールデンムガやギッチャー紬は、古来インドマハラジャの婚礼衣装に使用されたといいます。
天然野蚕糸から引いた生糸の内から出る自然の発色は、
神秘的でありながら素朴な力強さと、気品高い高級感を漂わせ、渡来特有の彩りが新鮮に映り、
軽くて爽やかなその着心地は、手仕事のぬくもりと優しさを感じさせてくれます。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈155cm (適応身長150cm~160cm) (4尺 1寸 0分)
裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (8寸 0分)
※共色の通し裏がついております。
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72cm (1尺 9寸 0分) 袖巾36cm (9寸 5分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。