【中古問屋大決算市】 【創業弘治元年　千總】 【百貨店扱い品】 特選本糸目友禅黒留袖 手刺繍 ≪仕・中古美品≫ 「刷毛霞清祥松藤図」 現品限り！ 名門の逸品がまさかの価格！ 身丈154　裄65

【仕入れ担当　田渕より】
秀逸なる意匠構成、お色。
西暦1555年(弘治元年)より460有余年。
京友禅の歴史にその名を聞かぬものはいない、
名門【千總（ちそう）】による、特選黒留袖のご紹介です。

本品は比翼が付いておらず、日本舞踊の揃い着物として誂えられたお品かと存じます。
お仕立て上がって大変お値打ちですので
お探しの方はどうぞお見逃しなくお願いいたします。


【お色柄】
さらり、おだやかなシボ感の黒留袖向きの縮緬地。
奥深い黒地をベースに、丁寧な手挿し友禅で表現された、
古典のデザイン。

繊細な刷毛霞に、松藤のお柄が友禅と刺繍にて
すっきりと染めあしらわれております。

友禅の染通りの良さはもちろん、繊細な手刺繍の味わい。

これぞ…
京友禅で名高き千總の本領。
金彩、刺繍の配分、無地のとり方、彩りのバランス。
本当によきものをお探しの方に、自信を持っておすすめいたします。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【千總について】
西暦1555年（弘治元年）。
千切屋西村家が、京都三条烏丸西入御倉町の地に織物業を始めました。
これが、千總の創業です。

もともと千總の先祖は藤原氏の出。
奈良興福寺の一乗院に関係が深く、春日大社の若宮祭に『千切花』(ちぎりばな)と呼ぶ供花を捧げるのを慣例としていました。
京都に移ったのは、平安遷都に際し都城造営の仕事を命ぜられたからだといいます。

この宮大工のときに『千切屋』の屋号を賜りました。
織物業の創業にあたり千切屋總左衛門の名から、『千總』の名がつけられました。

その後、江戸の中期にかけて友禅染めが大流行します。
千總も御所や宮家の御用をはじめとして友禅小袖を手がけ、その優秀な技術と感覚が賞賛を得ました。
昭和33年には皇太子様御成婚のための美智子様調度品の御用命を受ける等、
現在に至るまで 「千總の友禅」は多くの人々に憧れの存在となっております。