【 仕入れ担当 田渕より 】
染とも織りとも異なる風合い…
刺繍美を存分にお楽しみいただける総刺繍袋帯のご紹介です。
ひと針ひと針、心を込めて繍い進めてられて完成した作品。
まるで芸術品を見ているかのようです。
刺繍のお品をお探しの方、また刺繍のお品がお好きな方に、
自信を持ってお勧めいたします。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
軽やかな風合いのやや透け感のある櫛織りの帯地。
落ち着いた涅色のその地には、
ペイズリーの意匠を総相良にて表現しました。
【 相良刺繍について 】
発祥は蘇州刺繍で有名な中国・江蘇省の都市「蘇州」。
中国3大刺繍の中で最も丈夫な刺繍。
漢の時代に始まり、日本では奈良時代に仏像の羅髪
(らほつ=巻き毛)に用いられた事例を見る。
打子刺繍(ダーツ刺繍)とも呼ばれ、その技術を
完璧に習得するには20~30年もの鍛錬が必要。
生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、これを
連ねて模様を描き出していくため、玉縫いとも呼ばれる。
制作には大変な手間と時間を要するが、糸が浮き上がる
他の刺繍技法と異なり糸がひっかかりにくく、どの刺繍よりも
強度がある。
金銀糸は用いず、光沢のない刺繍糸がメインのため
落ち着いた上品な仕上がりが人気。
日本刺繍の同技法は『相良繍』と呼ばれる。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、小紋、織の着物など