【 仕入れ担当 中村より 】
目利きでお値打ち本結城、それも良きお色柄を特別に仕入れて参りました!
今回胴裏が黄変しておりますので、
本品のような良きお色の一枚を破格値にてご紹介させていただきます!
自信をもっておすすめさせていただきますので
憧れのお品をこの機会にお求めくださいませ!
【 色柄 】
深い紫色の真綿紬地には、
白色の80山亀甲絣にて色紙重ねの意匠を施しました。
古典の中に伝統の織り技がたしかに感じられる仕上がり。
この細かい細かい亀甲による意匠美。
卓越した絣技術が垣間見えます。
落ち着いた地色や流行りのない意匠は、幅広い年代の方にご着用していただけます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりました。
胴裏全体が黄変しております。お届け後お申し付けいただければ胴裏交換をサービス致します。
【 本場結城紬について 】
「重要無形文化財」の本結城は、
手紡ぎの絹糸の使用、手括りの絣、居座機で織り上げられる事、
この三つの要件を満たさなければ指定されません。
糸作りでは、蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。
また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、
口にくわえた木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。
地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、もう片側の手前の部分を枠に、
きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、織り手さんが
全身を使って経緯を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。
表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
◆八掛の色:藍色
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
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裄丈 | 65.5cm(1尺7寸3分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる帯 カジュアル袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。