【仕入れ担当 田渕より】
琵琶湖の北、賤ヶ岳山麓の木ノ本町大音(おおおと)。
ここは平安の世からすでに名を馳せた、琴糸の里として知られています。
この地の伊香具神社の境内にある名水「独鈷水(とっこすい)」で煮た生繭から生産される糸は、
その強さゆえ、琴糸など演奏会用の高級邦楽器に珍重されてきました。
通常ならば帯には織り込めない糸を、
高いデザイン性と織りに定評がある西陣の老舗、
織紫苑が綾なした特選袋帯のご紹介です。
270年以上の歴史を有する有名老舗帯屋さんから独立して、
独自の新境地を開いた名機屋でございます。
工芸的な表情をどうぞご覧下さいませ。
【お色柄】
織の風合いは柔らかで軽くしなやか。
深い黒色の地には大胆な花意匠が織りなされて。
お太鼓部分には大音糸(座繰りだるま糸)を用いて品格と存在感を添えて。
奥行きの表現は目にも楽しく洗練されたデザインセンスがしっかりと感じられます。
上質な帯をお探しの方に。
流行に左右されず、どんなお色にも合いやすい重宝する一条です。
工芸的なムードと風格ある面持ちをご堪能くださいませ。
【商品の状態】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
西陣織工業組合証紙No.2530 織紫苑謹製
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、お付き添い、お食事会、音楽鑑賞、観劇、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。