商品番号 1436104

【夏帯】【原始古代布・科布】 高級手績み科糸織八寸名古屋帯 「無地」 豊かな素材感…贅沢な夏の一条! 重宝しやすい無地!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 渡辺より 】

沖縄の芭蕉布、静岡の葛布と共に…
日本三大古代布のひとつに数えられる織物、科布。
ご存知の通り本当に本当に創作数の限られる、幻の織物をご紹介いたします。

風合いを真似て絹糸を用いた「絹科布(きぬしなふ)」ではございません。
紛れもない本物、手績み科糸織のお品でございます。

通の織物好きにはたまらない創作品でございます。

年々ご紹介の機会が減ってきておりますので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!


【 お色柄 】
科の自然なお色味を無地にて織り上げたひと品。

自生する科の木から素材をとり制作されており、
その強靱さ、耐水性、通気性、織り目の美しさと素朴さ。
人の心の通ったあたたかさは、現代の人々の感性に訴えるものがございます。

山里の暮らしの中で受け継がれてきた伝統と、
根気のいる作業を経て生み出される素朴な風合いの布には、
あふれだすような生命力を感じとっていただけることでしょう。

おきもの通の方にも、自信を持っておすすめいたします。
どうぞお見逃しなさいませんようにお願いいたします。


【 科布について 】
「シナノキ」や「オオボダイジュ」の
樹皮からつくられる日本最古の織物のひとつ。
葛布・芭蕉布と並ぶ日本三大古代布。

樹皮から採れる靭皮繊維をはぎ、灰汁で煮て薄く裂き、
出来上がった糸を織り上げる。
茶褐色をしていて粗剛で織り目はあらく野趣に富み、
通気性がよく、軽く、水濡れにも強く、使いつづけるほどに
味わいが増す。
現在は新潟県や山形県の一部地域のみで生産されている。


【 科糸織帯の取り扱い 】
科の木の芯皮を糸に紡いで原料にしており、自然の樹木の香りがいたします。
また、織機が明治以前のいざり機なので、織る時に
タテ糸・ヨコ糸ともに水に濡らして織りますので、耳巾が不揃いになります。
このように原始的な織布ですから独特な自然の風合いと色彩になり貴重な商品です。

お召しの際には、乾燥しておりますと硬い風合いになる場合がありますので、
前の日に霧吹きをして掛けておきますと柔らかくなります。
ご使用後も同じように霧吹きして掛けてからシワを延ばして陰干ししてください。

商品詳細

- 素材・サイズ

手績み科糸100% 長さ約3.75m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、女子会、街着など

◆あわせる着物 夏の小紋、上布、織のお着物など

お仕立て

八寸帯を直接お仕立てされる方はこちら
(手かがり仕立て)