商品番号 1435082

【中古問屋大決算市】 【春の留袖展】 【慶長三年創業 京林・京屋林蔵】 逸品草木染本手総刺繍色留袖 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「風趣茶屋辻文」 時代を経ても失わぬ風格… 希少な総刺繍の逸品! 身丈160 裄66

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
息を飲む、その面持ち。
慶長三年の創業より四百余年。
高級品の代名詞に等しい、京林・京屋林蔵より…
滅多と出逢う事のない逸品色留袖をご紹介致します。

絞り染のお品は過去にもご紹介が何度かございましたが、
総手刺繍のお品は数えるほど。
それもほとんどが紬地のお品でございました。

見た瞬間にため息が零れました…
ここまでのお品はまずございません。
お集まりのお席でもひときわ目を惹きつける存在感と、
最高クラスの魅力を…どうぞご覧下さいませ。


【お色柄】
富貴な刺繍技というのは、本当に魅力的です。
美術品の域に達したお品とも言えるでしょう。
大量生産のミシン縫いとは異なり、
手刺繍でここまでのお柄を表現したお品ともなれば
全く別次元のものと言ってしまっても過言ではございません。

緻密に計算された構図の美学、色彩の魅力、染の加工、
気の遠くなるほどに緻密で正確な手仕事によって生み出されるもの。

するりと滑らかな手触りの紋意匠地。
その絹地を、上品な枯色に染め上げ凛と気品高い佇まいに。
意匠には四季の草花に囲まれた風雅な茶屋辻をあらわして…
富貴な刺繍糸や金刺繍の輝きが艶めき豊かに浮かびます。

しっかりと重口に仕上げられており、着姿の美しさも、格別のもの。
洗練されたお柄付けと構図、色彩は、
お年を重ねていくごとにしっくりと身に寄り添ってくれることと思います。

同じものはもちろんご用意はかないません。
どうぞ時代を経ても風格を失わぬ、本物の美をご堪能くださいませ。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【京屋林蔵について】
1598年(慶長三年)創業
屋号は『京林』で当代・向井敬介は18代目。

初代林蔵は京都の染物職人で、良質な絹を求め
養蚕が盛んだった上野国高崎藩内の赤坂村(現在の
高崎市元紺屋町)に移り「京屋」という屋号で
染物店を創業。

17代林蔵の時に元紺屋町で染色のための清水を得ることが困難となり、
1974年に井野川のある高崎市郊外の井野町に染工房を移転した。
現在は向井敬介が第十八代京屋林蔵として、
伝統を生かした新しい作風で新たな作品の制作に取り組んでいる。

辻が花に代表される京屋林蔵の作品は、
丹念な織り、繊細かつ大胆な文様、絞りの妙、やさしい独特の色づかいなど、
伝統を受け継いだ高度な職人技を駆使して創作されており人気が高い。

作品は一点制作。
結城生地を採用し、手描法により一点一点丹精込めた制作を行っている。
一枚の着物の完成までに構想からおよそ一年余を要し、
伝統的な美しい日本の着物を作り続けている。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈160cm(適応身長155cm~165cm) (4尺 2寸 2分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (8寸 9分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾25cm (6寸 6分) 後巾30cm (8寸 0分)
「丸に鐶三つ組金輪」の抜き三つ紋が入っております。
※衿比翼付き、裾ふき入り

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 0分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、園遊会など

◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。