【 仕入れ担当 渡辺より 】
江戸・寛永年間に創業した十日町【 桐屋(とうや)】より、
翠山ブランドラインの特選訪問着のご紹介です。
重口の柄づけのお品で、パーティーや観劇などのお席に、
表情豊かな着姿をお楽しみいただける事でしょう。
【 お色柄 】
おだやかな光沢が浮かぶ花鳥紋が織りだされた
金通しの紋意匠地をややくすみの薄水色とライトグレーに
暈し染め分け、シックな彩りと唐絞り、金彩加工を併用して
辻ヶ花や草木を添えた遠山の風景があしらわれております。
唐絞りによるやわらかな立体感。
質感で、色で、意匠の構図で…と、様々な角度から
桐屋ならではの創作品の風合いをお楽しみ頂ける
お品かと存じ上げます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
洗われて保存されていたのでしょう、
仕付け糸もついたままの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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桐屋・翠山工房について
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明治元年創業。
江戸・寛永年間に創業した「桐屋(とうや)」は、
きものの産地として知られる新潟県十日町の老舗。
なかでも昭和50年代から手がけている「夢幻辻が花」
は、桃山時代の美を現代的に表したきものとして人気を集めた。
桐屋の『翠山工房』は新潟妻有の里(中魚沼郡)の山々が昔から
翠(みどり)が濃く、水清くして美しい景観であったため、
今より4代前の田村久平氏がこの地の生産の場を「翠山工房」と命名、
創作活動を開始したことによる。
以来時代を移り、幻の辻が花染めに魅せられて集まった技人たちによって、
多彩なボカシ染めに、手描友禅・手絞りを駆使し、通産大臣賞、
生活産業局長賞など数々を受賞。
2018年12月に廃業されたため現在は新しい創作品はない。
※2019年より、桐屋の伝統と技術を受け継いだ職人が
「翠山」として新しくブランドを立ち上げ、
『翠山 辻ヶ花』を創作している。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈158.5cm(適応身長153.5cm~163.5cm) (4尺 1寸 8分)
裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 1分)
前巾25cm (6寸 6分) 後巾30cm (7寸 9分)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.5cm (1尺 8寸 6分) 袖巾36.5cm (9寸 6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。