【 仕入れ担当 中村より 】
生地にこだわり、意匠にこだわり、染めにこだわり尽くして仕上げられた、
すばらしい染め九寸名古屋帯をご紹介いたします。
手間のかけられたお品でございますが、
アウトレットで大変お値打ちにご紹介させていただきます。
その感性をじっくりとご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
ローケツ染めの技法で描きあげられた独特の意匠。
透け感のあるやわらかく、
独特のハリとシャリ感が味わい深い紬地。
その落ち着いた生成り色の帯地に、
創作性高い意匠があらわされております。
遠山に葡萄の意匠が表現されました。
ローケツ染めならではの魅力をダイレクトに感じられる作品に仕上がっております。
【 ローケツ染めについて 】
熱で溶かしたロウを筆に含ませ生地に模様を写し染め抜いたものです。
ロウで生地に模様を描くことによりロウで模様を描いた部分に染料がのらないので
模様の部分が白く染め抜かれます。
またローケツ染めの特徴として
ロウを含ませた筆で描くので墨書きと同様筆のタッチが得られること。
一度ロウで書いた模様の上にもう一度重ね描くことにより濃淡が
出来るので立体感が表現できること。
又 模様を書いた生地を染めるとき自然にひび割れが入るため
この部分に染料がにじみなお一層ローケツ染めの魅力となります。
筆は高温に強い筆を使用し温度は約150℃で描きます。
ロウは温度が高いと生地の裏まで透き通り温度が低いと半透明になります。
絹100% 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
白生地には紬地を使用しております。
お太鼓柄
おすすめの帯芯:突起毛芯
◆最適な着用時期 5月下旬~10月上旬の単衣・夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、観劇、コンサート、お食事会など。
◆あわせる着物 小紋、色無地、御召、紬
★名古屋仕立て(税込11,000円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。