商品番号 1431225

【31日23時59分まで!】 【本場結城紬】 製織:奥順 100山亀甲絣 地機・手織り 重要無形文化財指定技術使用 「捻梅文様」 吸い込まれるような深い彩り… 目を奪われる細密な絣。

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
熱い湯の中に手を入れ丹精込めて一本一本紡ぎ上げられた真綿糸を絣職人の手括りで防染し、
機と一体になって地機で織り上げる…
なんとも非効率な織物なのでしょう。

数多くの産業が機械化してゆく中で、昔から受け継がれてきた伝統を込めた一枚。
信頼の奥順より…本場結城紬、100山亀甲絣の逸品をご紹介致します。
亀甲が織りなす絣の極地をぜひともご堪能くださいませ。


【お色柄】
着込めば着込むほどに身体になじみ、軽くやさしく、やわらかく…
まるで一枚の綿のようにやさしく体をつつむ、その風情。

真綿ならではのほっこりとぬくもりを感じさせる質感。
こっくりと深みのある、黒に近い濃墨色をベースに
織り上げられた細密で美しい捻梅模様。

思わず目を奪われるのがその緻密な織の表情。
透かしたときに浮き上がる経節の味わい…
無地場からしっかりと堪能いただけます。

三代お召しになって味が出るといわれる素晴らしい地風は、
丁寧に紡いだ上質な真綿を使用しておりますので、本当にしなやか…

織り手さんや絣を括って糸を染める職人さんの根気が伝わってくる、
確かな織物という美術工芸品。
洗い張り、仕立て直しを繰り返し、母から娘へと世代を超えて。
末長くご愛顧いただきたい逸品でございます。


【本場結城紬について】
日本三大紬に数えられる茨城県の伝統織物です。

糸づくりでは、蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。

また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。

地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、
織り手さんが全身を使って経緯(タテヨコ)を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。

平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。
現在「本場結城紬」に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)

なかでも、
<手紡ぎの無撚糸の使用、手括りの絣糸の使用、居座機で織り上げる事>
この三つの要件を満たしたものが
「重要無形文化財」の本場結城紬でございます。


■「産地地入れ」をおすすめいたします。

「フノリ」が用いられている他の産地の紬と異なり、
結城紬は、「うどん粉(小麦粉)」が用いられております。

それをきちんと取り除くことが、真綿ならではの風合いを出す一番の秘訣。
結城の産地にて、その一反一反を見極めながら、
職人さんが微調整しつつ進める地入れ(=湯通し)が必要不可欠。
産地に戻しての地入れは、ドラム缶約一本のお湯を用いて行われます。
(※税込12,100円・地入れ期間約3週間にて承ります。)

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約12m 内巾36cm(裄68cm前後まで)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ご旅行、趣味のお集まりなど

◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯 半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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