【 仕入れ担当 渡辺より 】
風合い豊かな縞大島地に、染と汕頭(スワトウ)を
メインにした手刺繍で、シンプルなお柄を表現した
特選紬訪問着のご紹介です。
控えめで落ち着いた彩りではございますが、
汕頭(スワトウ)刺繍ならではのオープンワークが
味わい深いお品で、帯合わせ次第で様々にコーディネート
いただけますので、こだわりのカジュアルスタイルを
お楽しみいただける事でしょう。
【 お色柄 】
さらりとした質感の、薄手の縞大島地を藤色に染め上げ、
薄紅藤色の暈しに、地色と同色系の刺繍糸使いで、
汕頭(スワトウ)の表情を込めた曲線があしらわれております。
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汕頭(スワトウ)刺繍について
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相良(さがら)、蘇州(そしゅう)に並ぶ
中国三大刺繍のうちの一つ。
中国の広東省東部にある汕頭地方で
受け継がれてきた刺繍技術。
キリスト教の宣教師たちがヨーロッパの感性と
技法を汕頭に伝えたのがはじまりである。
隙間を開けて飾り糸を施すことから「絹の彫刻」
とも呼ばれ、生地を直接はさみで切り、糸を
引き抜くため、失敗が許されず、職人にとって
集中力が求められる刺繍技法。
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本場縞大島について
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本場大島紬織物協同組合の組合員によって製造され、
同組合で検査されている織物。
糸や織組織などは本場大島紬と同じであるが
自動織機によって製織される。
伝統的工芸品である「本場大島紬」のような絣を
合わせる緻密な工程とは異なり、絣合わせの必要のない
縞や格子柄が多い。
精巧な柄表現ができる本場大島紬に比べると、
平織の自動織機で織る柄には限りがあるが、その一方で
価格を抑えて豊富なカラーを製造することが可能。
絹100%
たち切り身丈181cm 内巾36cm(裄68cm前後まで)
※八掛なし
【 付属証紙 】
本場大島紬織物協同組合の商標
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアル寄りの格式のパーティー、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの綴れの名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。