【仕入れ担当 田渕より】
凛と、風情ある面持ち。
綴れ地に山科春宣氏の世界観を表現した特選袋帯のご紹介です。
当社でもご紹介の少ないお品でございます。
この機会に氏の世界に触れていただきたく存じます。
【お色柄】
銀糸を織り交ぜた、しなやかな綴れ地。
その地に表されたのは風雅な梅の意匠。
見事なまでの墨の濃淡による奥行きと、バランスの良い構図。
そっと施された金彩も品よく煌めくアクセントに。
もう片面は雲霞の意匠が金糸もまじえて織り上げられております。
綴れ地でございますので、パーティーやレセプション、
お食事会など様々なシーンにご愛用いただけるお品です。
どうぞ末長くご愛用くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りました。
手先から中無地にかけて、半分に折ったスジ汚れがございます。
また、たれ先の折り込み内側に画像のようなうっすらとした汚れがございます。
(画像の矢印の幅は1cmです。)
どちらもご着用には大きく支障ないかと存じます。
【山科春宣について】
大正元年生まれ、東京都出身の山科春宣は、
日本工芸会正会員、工芸染色の分野における重鎮作家として知られております。
京都に移り住み、高村樵耕に師事し、伝統工芸美術展入選などの輝かしい経歴を持つ実力派の巨匠です。
残念ながら、平成10年に他界されております。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.7m
耳の縫製:かがり縫い
両面お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、ご挨拶、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。