商品番号 1429857

【紋屋井関 御寮織】 特選西陣織袋帯 ~紗羅織~ 「花蝶紋」 延々と受け継がれる… 西陣始祖の逸品を厳選仕入れ。

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
これが西陣織の始祖。
ここまで上質な袋帯を制織される機屋が本当に少なくなりました。

素材を吟味しけして妥協せず、延々と受け継がれる織技術で丁寧に作り上げられた…
紋織りの祖、紋屋井関の逸品中の逸品。
室町界隈でもほとんど流通いたしません。

銀座の一流の呉服店でしか通常お取り扱いのないお品ですが、
ご縁があって特別にこの場でご紹介させていただくことができました。
どうぞこの機会に是非ご覧下さい。


【お色柄】
歴史と実績に裏付けられた名門の匠が織りあげた逸品は、
落ち着いた白みの水浅葱色の超軽量地に広がる、計算し尽くされた美しさ。
お柄には花と蝶の意匠が織りなされました。

また、お手にとっていただければお分かりのように、
しっかりとした打ち込みの織味ながら信じられないほどしなやかで、
斜めの伸縮性にとび、横には伸びないという復元力の強さが、
しめやすくしわになりにくい地風です。
もちろん単衣にもご活用いただけます。

代々と受け継いでゆける、いえ受け継いでゆくべき至高のひと品を…
自信と責任をもっておすすめいたします。
末永く、大切にご愛用いただければ幸いです。


【紋屋井関 御寮織について】
1200年前の平安京の誕生以来、西陣織は宮廷織物師たちによって育まれてきました。
その中でも特に「紋屋井関」の名前で呼ばれていた井関家は、西陣の紋織創始者を遠祖にもち、室町時代の末期に御寮織物司として任命された六家のうちのひとつとして知られております。井関家は、その優れた技術と意匠によって、御寮織物司を代表する一家となっていきました。

1571年(元亀二年)大舎人座31家の中から御寮織物司6家の筆頭に任命されました。

井関家…屋号を紋屋
和久田家…  絹屋
小島家…   不詳
中西家…   織屋
階取家…   錦屋
久松家…   織物屋

明治維新まで300年間、そして現在まで改姓、絶家せずに続くのは井関屋のみ。
公家の山科家・高倉家を通じ天皇家の御衣装束の調進に当たりました。御所御用は特権的栄誉でありますが、かなり厳しかったようです。

時代の流れにともなって「御寮織物司」という制度はなくなりましたが、紋屋井関はその伝統を現代にも引き継いでおります。
禁裏装束の復元といった文化事業にも協力を惜しまないその姿勢は、
西陣織文化の守り神のような存在といっても過言ではありません。

磨き抜かれた技と豊かな歴史とが巧みに織り込まれた西陣の伝統、御寮織。
そのすべてが手織りであることはもちろん、ひとりの職人が織りものの組織を把握し、一人前に織りこなすようになるまでは20年もの修練を必要とします。禁裏装束の基本ともなる有職文様などの古典的な織柄も、このようにして代々受け継がれ現代によみがえっています。

また御寮織の価値を高める要素のひとつに素材の贅沢さがあります。

「宮絹」と呼ばれる禁裏装束にしか使われない糸をすべての袋帯に使用し、
今で言う14中生糸であり、細かく、光沢が綺麗で弾力性があり復元力に優れています。
(ストッキングは16デニール、御寮織は14デニールなのです!!)

そしてプラチナ箔、本焼金糸、本金糸、色金糸、本金箔、銀箔など熟練した技術と厳しい眼をもつ工藝士によって作られ特に吟味された最高級の素材で確かな腕が作り出す逸品ー優れた技術と意匠の集大成が御寮織なのです。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど

◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など

お仕立て

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(直接仕立て)


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(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 袋帯)


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