商品番号 1429159

【日本工芸会正会員 城間栄順×南風原花織】 本場琉球紅型紬八寸名古屋帯 「紡ぐ」 紅型と花織…奇跡のコラボ! 価格お問い合わせください!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
日本工芸会の正会員でもある、城間びんがた工房15代目【 城間栄順 】氏。
琉球紅型八寸名古屋帯をご紹介致します。

今回のお品は本場琉球南風原花織の地に 氏が鮮やかな美匠を描き出した逸品です...。
琉球の花織×紅型の大変贅沢なコラボレーション。

これほどの作品を作る場合、特に嫌厭される職人泣かせともいうべき条件を備えております。
その理由は…
染織に詳しい方でしたら、ご覧になられてすぐおわかりになるかと存じ上げます。

凹凸はなるべくおさえておりますが、
縮緬などの平面生地にくらべ、花織の面と紬地が、
紅型を染める上でネックになるため、本当に職人が苦労する生地風であること。

そして、もちろん染、織、いずれも互いに風合いを損なわぬよう、
互いの作風のバランスを取りながら創作せねばなりません。
ここまでの条件となりますと職人泣かせと言われるのも納得です。

期間限定でのご紹介でございます。
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。



【色・柄】
今作は、帯地に南風原の花織地を用いました。
しなやかな中に、ナチュラルな節が浮かぶ紬地は、
お太鼓部分にロートン織を織りなして。
色は灰青色を基調として染めて。
意匠には糸巻などの模様が表現されました。

南国の風を感じる、創作性豊かなお柄でございます。
色数も多く、染めにくい紬地に表現された見事な隈取が、
奥行きある表情をもった一条に仕上がりました。

妥協の許されないほんものの仕上がりを、
どうぞお手元でじっくりとお確かめください。


【 城間栄順氏について 】
何度となく衰退の危機を辿りながらも、
今なお新しい風を吹かせ、新しい感性を含み、
それでいて琉球独特の雰囲気を併せ持つ世界。
その世界を守り続けてきた紅型三宗家の一家、「城間栄順」氏。

琉球王朝時代より…
その伝統の技が引き継がれてきた紅型。
絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを紅型三宗家と言われる
「城間家」「知念家」「沢岻家」を中心とした染め師が完成させるという
形態で匠の技が守られてまいりました。

廃藩置県や第二次世界大戦といった歴史の波によって、紅型の技は、
消え去ろうとしていました。終戦後、その技の復興に努めた中心人物は、
戦禍を逃れた城間家の城間栄喜氏と知念家の知念績弘氏でした。廃材の中から、
「宗家」の名にかけて琉球王朝の彩りを蘇らせたその熱意とたゆまぬ研鑽。
消え行くものを留めよう、護ろうとするその心と努力によって
琉球紅型は受け継がれて参りました。

城間栄順氏は、その第一任者 城間栄喜氏の長男として生まれました。
幼い頃より、職人気質を貫き通した父の背中を見て育ち、
本物の紅型と共に生きてきた、いまの琉球紅型を代表する方の作品です。


【 南風原花織について 】
南風原、読谷山、与那国など、沖縄各地に存在する花織。
各地で見出された素晴らしい染織文化は、
王府のある首里へと運び伝えられ、
土着の在郷らしい意匠から、王家や士族の着用にふさわしい、
より洗練された意匠へと進化していきました。

その中でも首里の王朝に近い南風原の土地。
一説では、首里近くの南風原で織りあげられたものこそが、
本当の王朝の着物であると言われることもございます。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
お太鼓柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティーなど

◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物

お仕立て

八寸帯を直接お仕立てされる方はこちら
(ミシンかがり仕立て)
(手かがり仕立て)


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(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 八寸帯)