商品番号 1428843

“掲載本日最終!” 【恵大島紬織物】 9マルキカタス式絣 秋場扱い品 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「道長取正倉院文様」 圧巻の美匠… 見る程に引き込まれる絣の魔術! 身丈157.5 裄66.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
別格の大島を求めて…
かの有名な恵積五郎ひきいる【恵大島】の傑作品に出会いました!

織物ファンの方、垂涎のお品かと存じます。
残念ながら、【恵大島紬織物】としては制作活動を終えられてしまい、今後新たな作品が生み出されることはございません。
特に9マルキのお品ともなれば…。

さらに今回は老舗紬問屋・秋場扱いによるセンス溢れる逸品。
結城紬の歴史や業界事情にかなりお詳しい方であれば
ご存知、明治創業の結城紬問屋であり、
『東の秋場、西の市亀(市原亀之助商店)』
と東西の紬問屋の双璧に名を連ね、紬織物の相場は
全て秋場が決めている、と言われたほどの名門問屋でございます。

次のご紹介のお約束はできません。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願いいたします!


【 色・柄 】
今回は名門が制作された9マルキのお品。
泥染のこっくりと深い黒色地には、
道長取に正倉院文様が織りなされました。
ほかにはない格別の面持ちの特選品に仕上がりました。

シンプルながらも繊細な意匠からは、
日本の染織の歴史が忍ばれるようです。
いつまでも飽きの来ない表情と、文字では表現しきれないその意匠美を、
是非お手元でご実感いただきたく思います。



【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【 恵大島紬について 】
大島紬の双璧と呼ばれた先代は、今は亡き都喜ヱ門と共に一世を風靡、
また恵さんは「絣の魔術師」と呼ばれ、その絣技術は高い評価を得ています。

大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まないため、
その染まらない部分が絣になります。

絣模様をくっきりと作るためには、大変な力で締めつけて織り込む必要があるため、昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。それでも、図案に合わせて締め機にかける糸を調節して、確実に、数ミリ単位の狂いもなく締め込んでいくというのは大変に緻密で根気がいる仕事。ここで間違いが起こると絣模様ができなくなってしまうため、力があるというだけではできない難しい仕事です。
その素晴らしい絹糸は、高機による手織りで一糸一糸心を込めて織り上げられております。一反を生み出すのにのにシンプルな柄のものでも一ヶ月、凝った柄行のものでしたら数ヶ月の月日を要します。
数センチ織り上げては経糸をゆるめて一本一本針で絣をあわせていく根気のいる仕事です。一ミリ単位のズレも許されません。

大島ファンの方はご存知かと思いますが、
マルキとは、経糸の総数(1240本)に占める経(たて)絣糸の割合のこと。
つまり、マルキの数値が上がるほど経絣糸が多く入り、
経緯(たてよこ)の絣合わせが難しくなります。
12マルキ、9マルキ、7マルキ、5マルキなどがあり、
その数が上がるほど、より手間隙のかかったお品となります。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈157.5cm(適応身長152.5cm~162.5cm) (4尺 1寸 7分)
裄丈66.5cm (1尺 7寸 6分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈53cm (1尺 4寸 0分)
前幅23.5cm (6寸 1分) 後幅29.5cm (7寸 8分)
◆八掛の色:土色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71.5cm (1尺 8寸 8分) 袖巾36cm (9寸 5分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷の季節

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、お食事、お稽古、行楽など

◆合わせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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