【 仕入れ担当 岡田より 】
箪笥に眠っていたお着物を大放出!
お着物ユーザーの方々から箪笥に眠るよりは…と
破格値でお譲りいただきました。
お着物のバトンを繋げれるよう、
一点でも多くのご縁をいただきたく、
利益度外視でお届けします。
汕頭(スワトウ)をメインにした刺繍にて
味わい深いお柄をあしらった特選の訪問着のご紹介です。
統一感のある彩りのお品で、フォーマルシーンに
まだまだ活躍してくれることでしょう。
【 お色柄 】
穏やかな光沢が感じられる霰のような地紋の
紋意匠地を、ごくごく淡い薄肌色にそめあげ、
墨黒の裾暈しに、落ち着いた彩りの刺繍糸にて
汕頭刺繍をメインにした刺繍の唐華を込めた
装飾紋があしらわれております。
【 商品の状態 】
着用シワ、画像のような衿のスジ汚れがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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汕頭(スワトウ)刺繍について
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相良(さがら)、蘇州(そしゅう)に並ぶ
中国三大刺繍のうちの一つ。
中国の広東省東部にある汕頭地方で
受け継がれてきた刺繍技術。
キリスト教の宣教師たちがヨーロッパの感性と
技法を汕頭に伝えたのがはじまりである。
隙間を開けて飾り糸を施すことから「絹の彫刻」
とも呼ばれ、生地を直接はさみで切り、糸を
引き抜くため、失敗が許されず、職人にとって
集中力が求められる刺繍技法。
主に二種類の方法があり、
抽綉(ツオシュウ):織り上がった生地の経糸、
横糸を数本引き、空間を開け飾り糸を通す技法
拉綉(ラシュウ):抽綉と同様に、生地の両サイドに
はさみを入れ、糸を引き抜くが抽綉ほど糸は引かず、
飾り糸を施す段階で空間を広げる技法
いずれも生地が丈夫でなければ行うことができず、
生産数は少ない。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
※掛け衿丈が45cmと標準の1尺3寸~1尺3寸5分
(49cmから51cm)よりも短いお品です。
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 63.5cm(1尺6寸8分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66.5cm (1尺 7寸 6分) 袖巾34cm (9寸 0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。