【 仕入れ担当 渡辺より 】
箪笥に眠っていたお着物を大放出!
お着物ユーザーの方々から箪笥に眠るよりは…と
破格値でお譲りいただきました。
お着物のバトンを繋げれるよう、
一点でも多くのご縁をいただきたく、
利益度外視でお届けします。
金唐革の技術にて創作された袋帯のご紹介です。
訪問着や付下、色無地、江戸小紋などの
お着物にあわせて、まだまだ活躍してくれることでしょう。
【 お色柄 】
彫金や七宝細工を思わせる、しっかりと凹凸のある
木賊、常磐、蓬などのグリーン系の濃淡の帯地に、
金、銀の濃淡の配色で辻ヶ花を込めた山路のような
デザインが大胆に織り出されております。
【 商品の状態 】
着用シワ、ダブリ(裏地と表地のそぐいがわるい、
または袋状にゆとりができている)、無地場に
画像のような汚れとシミがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
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金唐革について
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なめし革の上に特殊な塗料で金属箔を貼り、
金型で文様をプレスしたうえに彩色したもので、
もともとはヨーロッパの寺院やメディチ家などの
宮殿の壁革として珍重された。
日本には江戸時代前期の17世紀半ばに、オランダ経由で
スペイン製の「金唐革」が輸入されて人気を博したが、
鎖国を行っていたためにこれは極めて貴重かつ入手困難な
品物であったため、和紙を素材とした代用品の製作が
日本で行われた結果、1684年に伊勢で「金唐革紙」
(「擬革紙(ぎかくし)」ともいう。)が生み出された。
後昭和初期には徐々に衰退、昭和中期以降その
製作技術は完全に途絶えていたが、昭和後期に入り、
復元事業が開始され、1995年入船山記念館の復元事業より、
当時東京藝術大学日本画専攻在学中の学生であった
20歳代前半の後藤仁を中心に、粕谷修朗、柳楽雄平、
宮澤利行らが研究所に加わり、彼らによって
製品の質・量共に多くの改良が重ねられた。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、江戸小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。