【仕入れ担当 田渕より】
まずお品がそうそうございません。
お仕立て上がりでのご紹介はここ数年ございませんでした…
唐織の名門河合美術織物から独立された(実弟でいらっしゃいます)
河合康幸謹製の逸品、滅多と無い特選の九寸帯でございます。
きっとお写真でもおわかりいただけることでしょう…
力強さに込められた、繊細な西陣匠の感性。
醸し出される上質を、どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【お色柄】
極細の糸で織り上げたごくしなやかな生経(きだて)の唐絹地。
画像ではお伝えしきれないのが残念ですが、
実に軽やか…それでいて密、しっかりとした織りあがりでございます。
清らかな白色の帯地にはふっくらと…まるで刺繍のような立体感を持った宝尽くしの古典意匠を織りなして。
香りたつような華やぎ、艶やかさは唐織の名門ならではの、
織りの確かさをご満喫いただけることでしょう。
プロをうならせることはもちろん、おきものをご存じない方がご覧になられても、
ひと目で「よきもの」とお分かりいただけます。
本物を知り尽くした匠ならではの確かな織り味をご覧いただきたく思います。
末永く受け継いでいっていただくお品として…
是非この機会をお見逃しないようにお願いいたします。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【河合康幸について】
唐織の名門河合美術織物にて研鑽を重ね、平成4年に45歳で独立。
以来、現在まで唐織一筋で新たな作品を生み出し続けておられます。
氏の図案・織へのこだわりは非常に深いものがあります。
一本の帯の中でも、同じような図案の繰り返しにならないように、
柄に僅かな違いを持たせて織り上げる…
当然、製織にかかるコストは上がります。
かといって、遠目に見るとほとんど分からないこの「差」にこだわり、
どことなく「優しさ」が漂い、丸みを感じる柄に仕上げられています。
唐織に対するこだわり。新しい柄の創作への情熱が存分に込められた作品。
この上品な面持ちに込められた、康幸氏の思い・こだわりを
是非お手にとってお確かめくださいませ。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.6m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お食事会、お付き添い、観劇、芸術鑑賞など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。