【 仕入れ担当 渡辺より 】
大変希少な…160亀甲を込めた本場結城紬の作品に出会えました!
日本各地に織物は存在いたしますが、これぞ、紛れもなき「紬の王様」。
様々なランクの本場結城紬をお持ちの方がいらっしゃるかと思いますが、
本結城の魅力ここに極まれり、と惚れ惚れするような極上品、
織の藝術品、まさに文化遺産と言えるものでございますから、
一般にはほとんど出回っておりません…
まず出会うことのない逸品を、
業界最大手といわれる中古問屋さんから特別にお譲りいただきました。
お色柄も大変素敵な作品、
次回のご紹介はお約束出来ません!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
お色味は落ち着いた木枯茶をベースに。
そこに、彩り豊かな160山の細密な亀甲絣にて、
大小の八重の花びらが愛らしい花紋が織あしらわれております。
細やかな絣をしっかりとあわせて織り上げる技術はもとより、
160山の絣表現を可能にする糸づくりこそ至難の技。
高齢化の波を受け、糸を紡げる職人が激減してしまった今では
亀甲が細かくなればなるほど織り上げ数はほんのわずか。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたがおおむね良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 本場結城紬について 】
1953年(昭和28年)平織と縮織が茨城県無形文化財に指定
1956年(昭和31年)国の重要無形文化財として総合指定
2010年 ユネスコ無形文化遺産への登録認定
国が重要無形文化財として総合指定した技術は、
以下の3つの工程が指定の要件である。
糸つむぎ:使用する糸は全て真綿より
手つむぎしたものとし強撚糸を使用しないこと
絣くびり:絣模様を付ける場合は手くびりによること
織り:地機(じばた)で織ること
の三つ
以上の3要件のすべてを満たさない場合は重要無形文化財とは
みなされないが、「本場結城紬」であることには相違ない。
(「本場結城紬」は元々は高機で織られたものにも適用される
商標である)。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈167cm(適応身長162cm~172cm) (4尺 4寸 1分)
裄丈67.5cm (1尺 7寸 8分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30.5cm (8寸 1分)
◆八掛の色:薄藤鼠・無地
※ガード加工済のタグが縫い付けられております。
【 付属証紙 】
本場結城紬検査協同組合登録商標・結城紬検査之証:地機
製織:株式会社 河野商店
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。