商品番号 1421112

【故・ルバースミヤヒラ吟子】 本場首里花倉織九寸名古屋帯 琉球古代織 沖縄県無形文化財指定 「ナチュラルホワイト」 二度と生み出されない究極の逸品! 受け継がれる織のこころ…

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
澄んだ空に地平線の果てまで広がるコバルトブルーの海。
強い日差しに熱せられた風が肌を撫で、
太陽に向かって背を伸ばす花草の間をするりと抜ける。
恵まれた豊かな自然と育まれてきた伝統がそこにございます。

自然に首里の織物に触れられて育った生粋の織人、ルバース・ミヤヒラ吟子氏。
希少な氏の作品をご紹介させていただきます。

全ての工程をお一人でなさっておりましたので、
創作点数も多くはなく、希少なお品でございます。
今回ご紹介が叶いましたのも、懇意させていただいております問屋さんのご厚意です。
『首里花倉織』による九寸帯のご紹介でございます。

どんどん希少になっていく氏の作品、
最近では問屋さんをまわっていても見かけることはなくなりました。
それ故にこれからその価値はどんどんと上がっていくことでしょう。
希少な秘蔵の逸品をお届け致します。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願い致します。


【色柄】
シンプルに見えて実に表情豊かな織りの風情。
厳密な計算によって考えられる図案の美しさもさることながら、
複雑な花綜絖を完全に自分のものとしなければ絶対に成しえない手技の確かさ。
高度な技を要する織りものですので、一度手にとって見ていただければ、その素晴らしさを一目見て感じとっていただけることと存じます。

素材の質感豊かでありながらも、さらりとした手触りの帯地。
気品薫るナチュラルホワイトの帯地には、すけ感のある絽織の技術を用い、
シンプルながらこだわりを感じる市松模様が配されております。
絹の艶めきをダイレクトに感じられる織り上がり。
一つ一つ、見れば見るほどに奥深く。
惹き込まれるような魅力がございます。

終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。


【 ルバースミヤヒラ吟子氏について 】
人間国宝:宮平初子氏の実子であり、沖縄県指定無形文化財保持者、
幼き頃より、母、初子氏の機織りの様子や織り上がった布とともに、
自然に首里の織物に触れられて育った生粋の織人、ルバース・ミヤヒラ吟子氏。

初子氏は首里織のみならず、多くの染織作家や職人が神様のように畏敬の念を抱いている人物でもあります。
初子氏に導かれ、染織の世界に魅入られた人間がなんと多いことでしょう。
その才能と情熱の遺伝子をまっすぐに受け継いでいらっしゃった方ですが、
残念ながら2018年、惜しまれながらご逝去なさいました。

平成3年には、「本場首里の織物(首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織・花倉織・ムルドゥッチリ・手縞(てじま)・煮綛(ニーガシ)芭蕉・花織手巾(ティサジ)の7つの技法)」で、初子氏と同じ沖縄県指定無形文化財保持者の認定を受けられており、また、県立芸大教授としても活躍されておりました。
今現在、吟子氏が染め上げた糸は僅かに残っているそうですが、
吟子氏が糸から織まで手がけられたお品はこれ以上増えることはなく、出回っているもので最後となります。


【 花倉織について 】
経糸(たていと)か緯糸(よこいと)、
あるいはその両方を部分的に浮かせて、
小さな四角い点を花のように織り込んでゆく「花織」。

中でも本品は「首里花倉織」とされる首里織の中でも最も格式高い作品です。
花のかたちを浮かびあがらせるとともに、
部分的に糸の密度を変えることで、生地に透け感を演出するのがその特徴。
「花織」と「絽織」をあわせるという、複雑な技術を要する織物でございます。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100% 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
おすすめの帯芯:突起毛芯 

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着など

◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。

★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。

★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。

※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。

九寸帯を直接お仕立てされる方はこちら
【突起毛綿芯】名古屋仕立て
【突起毛綿芯】開き仕立て/松葉仕立て(裏地なし)
【突起毛綿芯】開き仕立て/松葉仕立て(モス裏地付き)


撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 九寸帯)


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