商品番号 1416217

【B反】 【本場琉球かすり】 製織:故・大城清栄 特選手織り草木染紬着尺 「バンジョーにハナアーシ」 清栄氏の希少な作品! 大城カメ氏より伝わる伝統の織美!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
いつの世も、着物びとの心をとらえて離さない琉球伝承織物。

琉球絣の創設者とも言われる、故・大城カメ氏。
その技術を受け継ぐ、大城織物工房四代目、
日本工芸会正会員でもあり現代の名工にも選ばれた、故・大城清栄氏。
次期、人間国宝と噂されてやまない実力者でいらっしゃる、
日本工芸会正会員の大城哲氏の実父であります。

数多く琉球物を取り扱って参りましたが、
清栄氏の作品は本当に稀でございます。

残念ながら巻終わりに難がありB反としてお値打ちにご紹介させて頂きます。
ファンの方はどうぞお見逃しないようご覧くださいませ!


【お色柄】
ざっくりとしつつも非常に滑らか…
ひと色抑えたような紅梅色の紬地には、御絵図より伝わる伝統の絣意匠を織りなしました。
バンジョーにトゥイグァー、ハナアーシなどを一面にあらわしております。

熟練した織り手が時間をかけて手織りした布の凛とした贅沢さ。
身にまとえば、それらを肌で実感していただけることでしょう。
琉球紅型の染め帯や、贅沢な花織の帯などをあわせて、
美しい民族衣装の装いをお楽しみ下さい。


【商品の状態】
B反として仕入れて参りました。
巻終わりから約20cmにかけてうっすらとアクがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)


【琉球かすりについて】
シャーラ、トントン。
家々から聴こえてくる機織りの音。
眼下にさとうきび畑や赤瓦の家並みが目に浮かびます。

琉球の絣は、軽い織物ではありません。
経緯の糸の一本一本、絣文様のひとつひとつに、様々な人の願いや祈りが込められており、
反物に触れるだけでその思いが着る人に伝わるからこそ、紬ファンの憧れの織物となっているのです。

身の周りの自然や暮らしの道具などをモチーフにした琉球かすりのデザイン。
琉球王朝時代には首里の王侯貴族、士族の着物のために描かれた「御絵図」によって厳密に製作されておりました。
そうした先人たちの思いを受け、琉球かすりには沖縄独自の伝統の技術・技法が行き渡り、現在に至っております。


【大城織物工房について】
大城織物工房は1879年、大城ウシ氏により沖縄本島南部南風原に設立されました。
1899年に2代目大城カメ氏が工房を継ぎ、
1919年に3代目の大城清助氏が初めて織物を「専業」とし、
生活の糧にするまでは、当時の織物といえば自分たちの普段着を作る以外は
わずかな現金を得るための「兼業」として細々と成り立っておりました。

後の太平洋戦争(沖縄戦)の戦火で、家財や織物の道具はすべて焼失、
一面の焼け野原となり、唯一残ったのは「技術」だけという有様でした。
その戦後の物資とぼしい苦難の時代を経、現在まで受け継がれたその技術。

「手を抜かず良いもの作りに努める事」
という信念を引き継ぎ作品を織り続けていらっしゃいます。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約13m 内巾37cm(裄70cm前後まで)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お稽古、お出かけ、カジュアルパーティー、ランチなど

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


撥水加工をご要望の場合はこちら
ガード加工(着尺・羽尺)


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