【仕入れ担当 田渕より】
ごくごくシンプルなベタ亀甲の大島。
いまとなっては少なくなりました…
古くから織り継がれ、
最高級の織物として知られ、高い人気を誇る本場奄美大島紬。
中でも滅多に出回らない120山亀甲絣の逸品をご紹介致します。
亀甲絣を敷き詰めた無地なのですが、
この『絣無地』こそ、ひとつの失敗も許されない、職人の腕が試される究極の絣…
ぜひ皆様にもお手元でご堪能いただきたく思い、ご紹介させて頂きます。
【お色柄】
シャッシャッという大島特有の絹鳴り、
さらりと肌に軽い着心地は一度手を通されるとやみつきになることでしょう。
大島紬特有の黒茶色を基調にした地に、
一面にあらわされた120山亀甲絣。
シンプルであるが故の美しさ。
至極の佇まいをご堪能いただけることでしょう。
洒落袋帯、博多帯、九寸・八寸名古屋帯、塩瀬、民芸紬帯。
合わせられる帯の種類も幅広いので、様々なコーディネートで、
バリエーション豊かなおしゃれをお楽しみいただけます。
【大島紬について】
絣模様をくっきりと作るためには、大変な力で締めつけて織り込む必要があるため、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。
それでも、図案に合わせて締め機にかける糸を調節して、
確実に、数ミリ単位の狂いもなく締め込んでいくというのは大変に緻密で根気がいる仕事。
ここで間違いが起こると絣模様ができなくなってしまうため、
力があるというだけではできない難しい仕事です。
その素晴らしい絹糸は、高機による手織りで一糸一糸心を込めて織り上げられます。
一反を生み出すのにのにシンプルな柄のものでも一ヶ月と聞きますから、
ここまで凝ったお柄ゆきのもの…
要した月日は数ヶ月をくだらないはず、職人さんの苦労がしのばれます。
数センチ織り上げては経糸をゆるめて一本一本針で絣をあわせ、
一ミリ単位のズレも許されません。
絹100%
長さ約12m 内巾35cm (最大裄丈64cmまで)
本場奄美大島紬協同組合による検査合格証紙、
通産大臣指定伝統的工芸品
(現・経済産業大臣指定伝統的工芸品)の証紙が付いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン お出かけ、ランチ、お稽古、ご旅行など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)