【永治屋清左衛門】 最高級唐織訪問着 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「松竹梅」 古典も新鮮に。 他には真似出来ない最高峰のクオリティ！ 身丈162　裄67.5

【仕入れ担当　田渕より】
白生地のトップメーカーとして、
そのクオリティには絶大な評価を得ております。

文化庁から依頼されて、織の原点でもある桃山小袖（唐織小袖）を復元している織元である、
永井織物は永治屋清左エ門より、最高級の御召訪問着に出会いました…

素材・技術ともに最高峰のクオリティをもつ、極上の逸品。
きもの市場のお客様は展示会でお馴染みかもしれません。
このような価格でご紹介出来るのもお仕立て上がりならでは…
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。


【お色柄】
今回ご紹介のお品は永治屋さんの中でも希少な訪問着。
品良く、光の所作で色彩を変える絹艶美しい地は、シックな桔梗鼠色。
すうっと朧気に浮かぶ特有の地紋を織りなし、
裾元には古典を永治屋ならではの感性であらわした松竹梅をあしらえました。

煌めく銀糸にふうわりとした緯糸使い、
一目でその意匠の余韻を残す、実に印象的なデザイン。
その巧みな織りの技術と風情を感じさせ、他にはない格別の存在感ある着姿を演出頂けます。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【永治屋清左衛門について】
遡ること、200と有余年…
江戸時代後期、京都府北部の丹後地方にて生糸問屋として創業され、
生糸問屋と丹後ちりめんの製造を併業し、ちりめんのブランドとして一世を風靡。
その後は白生地のトップブランドの主力メーカーとしてて製造を営まれ、
現在は、数少ない老舗織元として染織品の制作や復元を行っております。

そんな名門の特徴の一つに『糸』があげられます。
糸問屋から始まったということもあり、「糸」には強いこだわりがございます。
使用する糸は世界最高峰の糸メーカー、ブラタク社の糸を元に撚糸を加えたオリジナルの生糸でございます。
染めムラがなく絹糸の繊度が均一であり、限りなく細い絹糸を求めて、たどりついた世界最高峰の糸。

わずか数十ミクロンの生糸へのこだわりが、ものづくりの精神といえるでしょう。
特徴のもう一つは製造過程にもございます。
京都で確立された分業製により、通常は30工程以上に及ぶ工程を外注によって制作されますが、
本織元では絹糸の撚糸から染色・図案の考案など、ほとんどの工程を自社職人によって制作しております。
これらは、長年守り続けた技術の蓄積によって成しえ、
このこだわりこそが、決して真似のできない風合い、質感を生み出す要因の一つでございます。