商品番号 1411385

“SALE1日正午迄!” 【リニューアルOPENセール】 【龍村平蔵】 特選工芸手織袋帯 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「名月桜錦・黒」 経糸と緯糸で描く織の美 受け継がれる『平蔵』の類稀なる意匠

売切れ、または販売期間が終了しました。



【 仕入れ担当 岡田より 】
力強く、古典を踏襲しながらもどこか新しい。
西陣の帯の中でも、名高き【 龍村平蔵 】製の
色鮮やかな箔糸使いにとる特選袋帯のご紹介です。

裏表継ぎ目のない本袋で織り上げられており、
界切線ひとつをとっても入子菱のような凝った
技法で、裏太鼓とよばれる、お太鼓の裏にあたる箇所
(二重太鼓をお締めいただいた際にかくれる部分)にも
お柄がつけられた贅沢な仕上がりとなっております。


【 お色柄 】
ギュッと密でしっかりとした重さのある黒地に、
色鮮やかな絵緯糸に箔糸使いで、桜を意匠化したお柄が
大胆に織りだされております。


【 商品の状態 】
着用シワ、画像のような腹のお柄箇所の箔糸の
摩耗と変色、無地場に変色が見受けられます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。


【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。

【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。

研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。

龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.15m(短尺・お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
本袋帯
※関西仕立て(界切線が表に出ております)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、初釜、観劇 など

◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下、色無地 など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

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(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 袋帯)