【 仕入れ担当 中村より 】
さり気ない存在感、洒落味と気品の融合…
通の方はご存知、西陣の老舗機屋、
吉村織物、通称「吉織」による人気の『百綴れ』シリーズの袋帯のご紹介です。
ここまでの上質な織りの帯は、昨今はなかなか生み出されておりません。
現品限りのお値打ち価格を、どうぞお見逃しのないようお願いいたします。
【お色柄】
締め心地とセンスの良さが抜群な『百綴れ』のお品。
吉織さんのお品のなかでもワンランク上の逸品。
「波織百綴」と題されたシリーズ。
その名の通り、帯地に織りだされた波のような意匠が特徴です。
爽やかな水色の帯地に銀糸が煌めいて。
お柄には、花菱をあらわしました。
淡い水色に重ねられた濃いめのブルーにグリーンが印象的です。
訪問着、付下げ、色無地、小紋などに合わせて。
年齢も季節も問わず、本当に重宝していただけると思います。
【状態について】
B反として仕入れてまいりました。
配色違いのためB反となりましたが、美品でございます(矢印の幅は1cmです)。
お手元にて現品をお確かめのうえ、お値打ちにお召ください。
【吉村織物について】
吉村織物は創業してきてから140年余りで、
江戸時代末期・嘉永元年(1848年)に生まれたの初代・利七が金沢より上洛、織物業に携わってきて、明治初年生家の屋号”平野屋”で帯地製造業を西陣で創業しました。昭和25年に吉村織物株式会社を設立しました。
創業以来、伝統技法や古典模様を大切にしながら、
時代を経ても風格を失わぬ美しい作品を創作しています。
また、作品が西陣織大会において、
通産省局長賞、京都市長賞、京都商工会議所会頭賞、西陣工業組合理事長賞等、多数受賞されてきていました。
近年西陣でも自社で織らない出機(でばた)形式になっていくなか、
しっかりと自社工場を持ち、内機(うちばた)で常に織り手さんと
コミュニケーションをとりながらこだわりの創作を続けておられます。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お付き添い、観劇、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など