【 仕入れ担当 渡辺より 】
7マルキカタス式の絣にて古典のお柄を織り上げた
特選本場大島紬の訪問着のご紹介です。
大島の個性派作家として注目を浴びた、
染色工芸作家【 故:田中良和 】氏によるお品。
昨今本当に製織の少ない織り絵羽で、
すっきりとしたデザインに仕上がっており、
カジュアル寄りの格式のパーティーや
芸術鑑賞、ホテルランチなどのシーンに、
ご年齢を問わず重宝していただける事でしょう。
【 お色柄 】
薄手で絹鳴りのする、泥染めならではの黒褐色の紬地に
地色に調和する深い彩りの絣による光琳水が
バランス良く織りだされております。
【 商品の状態 】
ご着用には差し障りはございませんが画像のように
胴裏に黒い錆糸(さびいと:糸が一部黒い)のような
箇所が複数ございます。
表地につきましては概ね美品でございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
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大島紬について
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鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈159.5cm(適応身長154.5cm~164.5cm) (4尺 2寸 1分)
裄丈67.5cm (1尺 7寸 8分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (7寸 9分)
※ガード加工済のタグが縫い付けられております。
【 付属証紙 】
通産大臣指定伝統的工芸品(現:経済大臣指定伝統的工芸品)・本場大島紬
本場大島紬織物協同組合の商標
古代染色純泥染の証紙
製織:川野織物
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 5分) 袖巾36cm (9寸 5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルよりの格式のパーティー、芸術鑑賞、ホテルランチ など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。