【 仕入れ担当 渡辺より 】
老舗【 やまだ織 】より、お着物ファンにも
人気が高い特選の塩沢絣のご紹介です。
すっきりとしたデザインに仕上がっており、
流行り廃りなく、ご年齢問わず、お出かけなどの
カジュアルシーンにおすすめでございます。
【 お色柄 】
シボ高い地風に、シャリ感を感じさせる墨黒地に、
100山相当の亀甲絣と経緯絣にて、扇や入子菱、笹蔓、
霞などなど様々お柄が一面に織りだされております。
しゃきっとした手触り、塩沢独特の地風。
本当にお召しいただきやすく、その快適な着心地で
流行に左右されることなくお召しいただけるお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
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やまだ織 について
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初代・山田定成氏が1913年(大正2年)創業
新潟県南魚沼市塩沢にある織物企業
1300年の伝統がある重要無形文化財『越後上布』の
技術を応用した絹織物(伝統的工芸品)に
染の技術を導入、産地生産の半数以上を担い、
伝統を守り続けている。
『雪の中のきれ』のブランド名で、
塩沢の代表的織物である本塩沢を製造・販売。
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本塩沢(塩沢お召し) について
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産地:新潟県南魚沼市
1976年(昭和51年)12月 国の伝統的工芸品に指定
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
表裏:絹100% ※衿裏:絽地 縫製:手縫い
背より身丈152.5cm(適応身長147.5cm~157.5cm) (4尺 0寸 3分)
裄丈65.5cm (1尺 7寸 3分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30.5cm (8寸 1分)
※単衣仕立て・居敷当(精華地)付き
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 5分) 袖巾36.5cm (9寸 6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。