商品番号 1407777

“限定価格本日12時迄” 【お盆限定】 【日本工芸会正会員 故・鈴木苧紡庵】 工藝手織り手紡真綿紬 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「格子」 名匠が遺した貴重な逸品! 残布も残った極上品! 身丈163 裄68.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
1955年に小千谷縮とともに国の重要無形文化財第一号に指定された越後上布。
その第一人者として永く伝統を守り、2008年にその実り多き人生に幕を下ろされた、
日本工芸会正会員、故・鈴木苧紡庵氏。

ひと柄につき生産は3反…
生涯にわたり草木染、手括、手織を信念に織続けられた匠。

憧れの作家さんではないでしょうか…
氏のお品は殆ど市場には出回りません。

今回なんとも珍しい鈴木苧紡庵氏の作品の中でも、
真綿紬の柔らかで手紡の風合い豊かな手仕事の逸品を入荷する事が出来ました。
残布まできっちり揃って寸法も良いお品は本当に中々出会えません…
どうぞこの機会をお見逃しないようお願い致します。


【お色柄】
ふっくらとした真綿糸、空気をふわっと含んだような…
軽くほっこりとする織味。

ベースとなるお色目は渋みのある藍色の濃淡。
繊細な濃淡で格子模様を織り上げました。
一見シンプルに見えるお品ですが、なんと奥深いことでしょう…

織物通の方にもご納得頂ける仕上がりの作品でございますので、
自信を持ってお勧めさせて頂きます。
いつかは、いつかはとお考えの方に。
心を込めて、お届けさせていただきます。

この一期一会の出会いを大切に。
末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【鈴木苧紡庵(すずき ちょぼうあん)について】
数え切れない程の細かい工程を経て、
一枚の布へなっていく幻の紬布…
一枚一枚丁寧に御召しになられる方のことを思い創作された歴史ある越後苧紡庵紬。

蚕から糸を紡ぐ際に本当に神経の磨り減るような手仕事で細い細い糸を紡ぎ、
地機(いざり機)で織り上げられた極上の風合いを奏でるまさに美術品。

もともと苧紡庵氏といえば、
昭和30年に重要無形文化財に指定を受けた越後上布の技術指定者。
ですので、織のコアなファンの方は氏が創作された
越後上布は侭お見かけになられた事もあるのではないでしょうか…

越後上布の伝統を守る傍ら、紬織にも意欲的に取り組み、
自身の名を冠する「苧紡庵紬」を創作、その作品は
東京国立近代美術館にも所蔵されております。


本名:鈴木寅重郎(すずき とらじゅうろう)
1988年 死去・享年74歳

■代表作  
越後上布経入菊華文(えちごじょうふたていりきっかもん)

受賞:日本放送協会会長賞
出品:昭和40年 第12回日本伝統工芸展

東京国立近代美術館所蔵
1958年 越後上布 紺地小絣
 同年 越後上布 市松草花文着尺
1965年 藍地十字菊華文絣越後上布着物

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈163cm(適応身長158cm~168cm) (4尺 3寸 0分)
裄丈68.5cm (1尺 8寸 0分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm (6寸 4分) 後巾30.5cm (8寸 0分)
◆八掛の色:濃紺色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫  裄丈69.5cm (1尺 8寸 3分) 袖巾36cm (9寸 5分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン お出かけ、観劇、芸術鑑賞、お食事、趣味のお集まりなど

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。