【仕入れ担当 田渕より】
江戸、神田、銀座…活きの良い街に愛され、
「菱一流の江戸好み」として、熱いファンのお方もたくさんおられることと存じます。
東京友禅の名門、菱一による滅多と無い絽の訪問着をご紹介いたします。
その前身は嘉永2年に創業した「深田与三兵衛 江戸舗」。
170年以上の歴史を持つ菱一ですが、残念ながら2019年に解散しております。
その作品は限られた流通のみでご紹介の機会もなかなかございませんが、
希少な出逢いがございました。
どうぞ見逃しなきようお願いいたします。
【お色柄】
しゃりり、涼風通す上質な絽地。
お色は落ち着きをみせる桔梗鼠色を基調としてふうわりと暈し染めて。
僅かに透け感を残すその地は触れるだけで上質を感じて頂けるでしょう。
意匠には手加工ならではの繊細な濃淡で流水に疋田、網代の古典意匠を一面にあらわしました。
なかなかお見かけしない、古典に基づくハイセンスな構図、
さり気なく趣味性の中に、駒刺繍が品格を漂わせて…
一反を染め上げるのに、
数多くの職人が、長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの、その技の極致をご堪能くださいませ。
絹100%
たちきり身丈約180cm 内巾37cm(裄最大70cm迄)
白生地には新潟県五泉の特選絽地を使用しております。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、お付き添い、パーティー、芸術鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。