商品番号 1405862

【大蔵ざらえ】 【国画会会員 本郷孝文】 傑作手織り草木染紬訪問着 天蚕生皮苧糸使用 「熨斗目」 澄み渡る色を求めて… 生きる草木の色、感性を織に託して… ※八掛無し

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
限られた専門店でのみご紹介されてきた逸品。
ご紹介するのを待ち望んでいましたが、
この度縁あって仕入れが叶いました。
心を込めて、精一杯ご紹介させて頂きます。


長野県松本市に工房を構える、
国画会会員、染織作家の本郷孝文氏による逸品でございます。

一部には天蚕生皮苧糸を使用し、
さらには着尺ではなく絵羽柄、熨斗目のお柄つけになっている逸品。

四季を感じ、植物の息吹を感じ、生きる草木の本当の色を求める…
自身の感性を織に託した大変希少な作品。
どうぞお見逃しなさいませんようお願いいたします。


【お色柄】
氏のこだわりがたっぷりと詰まった渾身の一枚。
美しい自然のお色は藍に蘇芳の草木染にて、
掠れたような藍色を基調に熨斗目状に織りなされました。

奥ゆかしく落ちつきがありつつも…
女性の美しさを引き立てる、本当に良きお色使いでございます。

一部には天蚕生皮苧糸を使ったこだわり…
繭の外側である、最初の糸であり柔らかな光沢感と、
野趣に富んだ味わいを生み出します。

父が始めた天蚕を用いた織物を受け継ぎ、
柳悦博氏から師事された『いいもの』『美しいもの』という染織の美の目安、
自身の温かい人柄。

それらが一体となって工藝品にとどまらない、
着る方が喜ぶ氏の作品。
どうぞ大切にご愛用頂きますと幸いでございます。


【本郷孝文について】
父、本郷大二氏の元で織の世界に入り、柳悦博氏から織を学んだ氏。
この二人の影響と、独自に文献などを研究して織を学び、
その結果、 20種類ほどは織ることが出来きるそうです。。
「綾織」「ロートン織」「摸紗織」「花織」「しず機織」「吉野織」「浮織」「織十字絣」「菱織」…
数え切れないほど多くの織物を手織りによって織り成しています。

氏の作品へのこだわりは染から織の各工程に至ります。
ご自身で織る糸は全てご自分で染められるそうです。
草木からの自然な色を大切にしつつ、色の変化を生み出すために細い糸を重ねて織り上げ、色の相乗効果を発揮させます。
自然の色に近付く色を出す事を考え、
雑木の灰汁を使って草木の力が糸に入るように工夫しておられます。
「蘇芳・茜」「刈安」「藍」から三原色を作り、
あとは組み合わせることでで自由自在に色を作り出しておられます。

また機械引きの糸は用いず、座繰糸を用いてふっくらとした風合いを大切にされています。
手引き糸の凹凸豊かな風合いの為、
光が乱反射して立体感のある仕上がりになります。
織に用いる糸は風合いを大切にする為、あまり撚りをかけずにふんわりと仕上げています。
ただ、あまり撚り弱いと丈夫さが損なわれるため、風合いを損なわない限界線まで撚りをかけて織り上げます。
そして糸はふんわりとさせながら、織は打ち込みを強くしっかりとし、丈夫な織物に織り上げます。
図案も全て、本郷氏ご自身で書き上げ、
シンプルで植物染料の力の生きた図案を心がけておられます。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
たちきり身丈約170cm 内巾37.5cm(裄丈約71cmまで)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン カジュアルパーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事会、お出かけ、趣味のお集まりなど

◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
解地入れ6,050円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
[ 単 ]
解地入れ6,050円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(解地入れ)


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ガード加工(訪問着)