商品番号 1405534

【東京友禅作家 故:熊谷好博子】 特選東京友禅九寸名古屋帯 塩瀬地 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「松竹梅結び紐」 江戸友禅重鎮の希少な逸品!

売切れ、または販売期間が終了しました。



【 仕入れ担当 渡辺より 】
かの江戸友禅の重鎮【 熊谷好博子 】氏による
塩瀬に古典柄をそめあしらった特選九寸名古屋帯のご紹介です。

好博子氏らしい彩りとデザインのお品で、
付下や色無地、小紋などのお着物とのコーディネートで
その世界観をお楽しみいただける事でしょう。



【 お色柄 】
さらりとした質感の柔らかな塩瀬地を
濃い真朱と白茶に染め分け、松竹梅をモチーフにした
飾り結びのお柄に、一珍のような氷割れが込められた
霞がお太鼓柄にて表現されております。


【 商品の状態 】
画像のような薄シミ、アタリ(生地の摩擦によるへこみキズ)、
染料泣き(せんりょうなき:染めたり描いたりした意匠が、
水分で滲んだりすること)がございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。


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熊谷好博子について
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本名・熊谷好博(よしひろ)
染色工芸家・東京友禅作家
日本工芸会正会員
日本画を川端龍子に師事。
(好博子は龍子から受けた雅号。)

その作風は、初めは伝統的な友禅の意匠や技法を
踏襲したものであったが、江戸友禅に日本画の素養を
用いることで、それまでの友禅には見られなかった
独自の世界を切り開いた作家。

その最も有名な作風には、好博子氏自身が
「天然自然の造形」と称し、人の手では
生み出すことのできない自然の形象に着目した、
後の代名詞ともなる『樹木の杢目』。

木目の他にも、葉の形や葉脈、石のざらざらした
表面などを生地に写し、自然の美を着物の文様に
取り入れた。また、それまでの友禅の具象的な
文様に対し、直線や曲線で構成した幾何学文様も
熊谷好博子独自の表現で、現代的な感覚にあふれている。

1917年(大正6年) 長野県飯田市生まれ
1981年 紺綬褒章
1982年 紫綬褒章
1985年 勲四等瑞宝章を受章
1985年 死去 享年67歳

【美術館蔵品】
東京国立近代美術館所蔵 「雪野」「韻」 
京都国立近代美術館所蔵 「山」「砂丘」 
東京都所蔵 「神田祭図」「隅立角通(本藍紋文)」「江戸解花筏文」 
ボストン美術館所蔵 「山湖」「変わり亀甲文」

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約3.8m(長尺・お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、
ご友人との気軽なお食事、街歩き など

◆あわせる着物 付下、色無地、小紋 など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 九寸帯)


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