【 仕入れ担当 渡辺より 】
織のお着物ファンの方へ…
牛首紬の創作元【 白山工房 】より、
『先染め』にて創作された、
落ち着いた色彩の特選牛首紬のご紹介です。
後染めでは表現できないこの風情…
滅多とご紹介の叶わないお品でございますので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
しっかりとしてハリのある地風。
釘抜き紬の異名の通り、強度のあるしなやかさ。
所々フシの凹凸が感じられる落ち着いた薄鼠色を基調とした地に、
ブルーグレーや牡丹色などの縞模様を浮かべたシンプルな面持ち。
自然から受けた恵みを、一つの命ある作品として人間の手足で形と成す…
「選繭」から「仕上検査」まで、時には約三ヶ月の期間が必要とされます。
そうして自然と、人と、歴史の力でつくりあげられた逸品。
手仕事のぬくもりが感じられる仕上がりとなりました。
小物合わせで様々に装っていただける優秀なデザイン。
ただでさえ織り上げの少ない牛首紬。
紬のおきものの中では逸品クラス。
しゃれ袋帯を合わせて、現代的なシーンになじむ装いも素敵ですし
素材感を感じさせる名古屋帯でさらりと着こなしていただくのも
おすすめのお品となっております。
伝統の技と心を受け継ぐ一品…
お手元でご愛用いただる一品となりましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
仕付け糸もついたままの美品でお手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 牛首紬について 】
牛首紬(うしくびつむぎ)は石川県の白石市で作られている織物。
1988年(昭和63年)に国の伝統的工芸品に指定を受ける。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から糸を紡ぎ出し、
糸づくりから製織までのほとんどの作業を手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈166cm(適応身長161cm~171cm) (4尺 3寸 8分)
裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾24cm (6寸 3分) 後巾30cm (7寸 9分)
※ガード加工済み
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 5分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き、ご旅行など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。