【仕入れ担当 田渕より】
圧倒されるこの面持ち…
歴史の重み、紡がれた職人の心粋をひしひしと感じる逸品。
一流老舗機屋・紫紘より、高級袋帯のご紹介です。
同じ西陣の機屋であれど、織り上げの数はかなり少なく、
かつ、どれも贅をこらし、技術の粋を集め
織りだされておりますので価格はおのずと高額に。
『欲しい!』となりましても
数がございませんのでご要望をいただき、
探しに探し、年をまたぎ、満を持してのご紹介となる事がほとんどでございます。
特別仕入れの滅多とない価格でのご紹介でございます。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【お色柄】
密にしなやかに…
薄手でしっとりとした地風の黒の錦地。
高雅に輝く金糸を用いて
若松を配した立涌文を織りなしました。
帯地全体に漂う高級感。
ご年齢巾も広く、色留袖から訪問着、紋付色無地、付下げなど、
フォーマルな場においてハイグレードな帯姿を叶える一条としてぜひに。
残された技術を正当に継承される織手、
その偉大なる功績を私たちも末代まで大切に伝えていければと存じます。
是非この一期一会の出会いに…
終生お手元でご愛用頂けましたら幸いでございます。
【紫紘織物について】
西陣の伝説的人物、ご存知の山口伊太郎翁、安次郎翁のご兄弟。
お兄さんの伊太郎翁(享年105歳)は、
70歳過ぎに源氏物語絵巻屏風の西陣織での復元を
はじめられ30年以上、3巻まで完成し
あとは4巻を残すのみとまさに生涯をかけ西陣織に精進されていました。
その伊太郎翁が大正9年におこした帯の会社が「紫紘」です。
生前 翁は会長を勤められ監査役に安次郎翁の名が連ねられています。
その名門が作り出す逸品の数々は一般には安易に流通せず、
問屋筋を通ることなく専門店さんに直接販売されており、全国に根強いファンがいらっしゃいます。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.2300 紫紘謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、パーティー、式典、お付き添い、格あるお茶会、観劇、音楽鑑賞など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、紋付き色無地など