【 仕入れ担当 竹中より 】
織物ファンの憧れ、本場結城紬。
お着物好きが一枚は持っておきたい無地の逸品。
最近では仕入れ値が高騰しており、
中々以前と同じようにご紹介が叶いません。
未仕立てで保管されていたお品を買い取らせていただいた
二次流通品です
【お色柄】
本結城の軽い絹地は なんともおしゃれな浅緋色。
もちろん先染めの糸を丁寧に織り成して表現した、優しい風合いの一枚です。
帯合わせも、さぞかし映えることでしょう。
滅多とないこの着姿。
大人女性の趣味豊かな装いにこの上ない仕上がりです。
現代の感覚にも良く合う、洗練されたムードを…。
都会的にも、民芸的にも。
帯あわせ次第でいかようにも着こなしていただけることでしょう。
洗い張り、仕立て直しを繰り返し…
どうぞ大切に、年月を経ることで生まれる織のなじみを、
肌奥にしっかりとご堪能くださいませ。
【 本場結城紬・奥順について 】
本結城の検査組合に加盟しておりますのは、たったの11軒…
信頼のブランドを支える11軒の中の名門奥順株式会社。
触れて分かる、紛れもない「本物」の本結城の風合い。
着込めば着込むほどにふうわりと身体になじみ…
その強さは三代お袖を通してなお、しっかりと「上質」を感じさせてくれます。
「重要無形文化財」の本結城は、
手紡ぎの絹糸の使用、手括りの絣、居座機で織り上げられる事、
この三つの要件を満たさなければ指定されません。
平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。
現在「本場結城紬」に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
糸づくりでは、繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
■「産地地入れ」をおすすめいたします。
「フノリ」が用いられている他の産地の紬と異なり、
真綿結城紬は、本結城と同じく「うどん粉(小麦粉)」が用いられております。
それをきちんと取り除くことが、真綿ならではの風合いを出す一番の秘訣。
結城の産地にて、その一反一反を見極めながら、
職人さんが微調整しつつ進める地入れ(=湯通し)が必要不可欠。
産地に戻しての地入れは、ドラム缶約一本のお湯を用いて行われます。
(※税込12,100円・地入れ期間約3週間にて承ります。)
絹100%
長さ約12.23m 内巾36cm 外巾37.5cm 裄丈72cmまで)
本場結城紬検査協同組合、本場結城紬卸商協同組合の証紙がついております。
奥順株式会社謹製
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、行楽、お食事、ショッピングなどのカジュアルシーンに。
◆あわせる帯 名古屋帯、カジュアル袋帯
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)