商品番号 1397122

【夏物】 【二代 故:山田栄一(忠夫)】 特選楊枝糊友禅駒絽訪問着 手刺繍 有名百貨店誂え品 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「鉄線に南天」 職人技、ここに極む 身丈153.5 裄62

売切れ、または販売期間が終了しました。




【 仕入れ担当 渡辺より 】
友禅楊枝糊 人間国宝・故:初代山田栄一氏。
そのご子息二代栄一こと故:山田忠夫氏。
そして…当代である三代栄一の山田崇氏。

父から子へ。
子から孫へ…
受け継がれたその技術、想い。
きもの市場でもご紹介は数えるばかり。

本品は二代栄一、【 故:山田忠夫 】氏による
珍しい夏物の訪問着のご紹介です。

中々お目にかかる事のできないお品。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。


【 お色柄 】
目の細やかなやや厚手の駒絽地を濃い黒紺に染上げ、
お柄には楊枝糊の真骨頂、白い糊部分が美しい、
鉄線、竹、南天、百合の花がすっきりと
染めあしらわれております。


【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、おおむね美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。



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友禅楊枝糊について
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友禅染で防染に使われる糊置き技法の一種。
糯米(もちごめ)で固く作った糊を棒の先につけ、
垂れ落ちる糊の線を布の下に入れた手で調整し
受け止め、糊を置く。

現在主流になっている筒糊ができる以前の古法で、
近代になって廃れたが、戦後に初代山田栄一が
この技術の復興を試み、昭和30年に人間国宝に認定された。

楊枝糊は原始的な手法であるが、均一な筒糊の線に比べ、
筆勢のように緩急のある線を描くことができ、糊が
あった部分は染まらず、図案が白く現れるので
シンプルな上品さがあり、温かみのある仕上がりとなる。


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二代 山田栄一(山田忠夫)について
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楊枝糊の染色作家
人間国宝・初代山田栄一を父に持つ
※初代は試行錯誤のうえで楊枝糊を復活させた後、
作品を3点のみ残し、55歳で逝去

父・栄一亡きあと、その遺志を継いで永年の苦労の末、
技法を確立し、楊子糊だけが持つしなやかで伸びのある
友禅染を復活させた。

現在は三代とし山田崇がその仕事を引き継ぎ
創作活動を続けている。


【 経歴 】
1945年 人間国宝・山田栄一の四男として生まれる。
1960年 京都にて染色業を営む長男の下にて修業する。
    上村一竿に日本画を学ぶ。
1974年 北区鷹ヶ峰にて独立、糊作りの準備に入る。
1991年 楊子糊の完成を見る。
1992年 第一回目として御所解の試作品完成
1994年 父親の人間国宝指定の対象となった作品の復元にこぎつける。


商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% ※衿裏:絽地 縫製:手縫い
背より身丈153.5cm(適応身長148.5cm~158.5cm) (4尺 0寸 5分)
裄丈62cm (1尺 6寸 4分) 袖巾31.5cm (8寸 3分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (7寸 9分)
※背伏せ付き
※衿ホックなし(引き紐タイプ)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾32cm (8寸 4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン パーティー、お付き添い、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇 など

◆あわせる帯 夏の袋帯、絽綴れの名古屋帯 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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