【仕入れ担当 中村より】
夏には絶対重宝の小千谷縮。そこに手挿し紅型染めの麻帯を合わせて。
涼やかな麻の風合いをお楽しみくださいませ!
暑い日本の夏。
見た目の涼やかさだけでなく、お召しの方にも心地よく
過ごしていただきたいもの。
その点から申しますと、 放熱効果と吸水性のある本麻は、
他のどのような繊維にもまさる快適さを、盛夏の和姿に運んでくれます。
夏の和姿に機能性と涼をそえるおきもの『小千谷ちぢみ』。
そして、ハリ感に涼やかな色彩がとってもお洒落。
個性が活きる和姿に…
江戸紅型の夏九寸帯。
キャンバスに選ばれたのは涼し気な麻地。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【色・柄】
<着物>
風を通して、肌につかない…麻ならではの質感。
お色は落ち着いた煤色です。
ハリのある生地の質感に涼やかな透け感が、湿度の高い日本の夏に、
快適な大人の和の装いを演出してくれることでしょう。
ご自宅でお手入れできる点でも、重宝いたします。
汗で汚れた際には、水またはぬるま湯でかるく押し洗い、そして陰干しを。
巾の不揃いは霧吹きで湿気を与え、手で形をとりながら折りタタミして下さい。
(※洗濯機・アイロン・熱湯の使用は避けて下さい)
素足に下駄を履いて半巾をあわせますと、浴衣のようにカジュアルに。
足袋をつけてキリリと博多の八寸などを締めますと、上等な夏の装いの完成です。
季節がめぐるたびに…
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます!
<帯>
ざっくりとした織味とやわらかな透け感…
風合い豊かな帯地は、自然な生成り色を基調にして。
桔梗色や青紫などの爽やかな色彩で更紗唐草模様を表しました。
極彩色の琉球紅型とは異なる独特のタッチ。
東京染ならではの、白地が多く残る、すっきりとスタイリッシュな
手挿し紅型の味わいをお楽しみいただけることでしょう。
夏の小紋や織りのお着物などに合わせて、しゃれ味たっぷりの
粋で趣き深い後姿をお楽しみください。
夏の和姿に存分にご活用下さいませ!
【本麻について】
大麻は中央アジア、カスピ海周辺を原産地とする高さ3~5mにもなるクワ科の一年草で、繊維を取る目的で栽培された最初の植物であります。
その歴史は新石器時代の初期までさかのぼることができ、日本の縄文時代の遺跡からも見つかっています。
大麻は、長い間、日本人の生活の中で繊維用のほか、食料、燃料、建材、薬などのための重要な植物として栽培されてきた、アメリカによって禁止されるほんの半世紀前までは、日本中どこにでも植えられていた植物です。
【着物】
麻100%
長さ12.5m 内巾39cm(裄丈74cmまで)
【帯】
麻100% 長さ約3.6m(御仕立て上がり時)
お柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
水通し4,950円+麻衿裏6,600円+お仕立代25,300円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」はお仕立て前に生地の糊を落とすために必要な工程です。