【仕入れ担当 田渕より】
ものづくりは、シンプルであればあるほど差は歴然となるもの。
本品はまさしく、その歴然とした差を実感させてくれる逸品でございます。
安永5年(1776年)の創業から、230年以上の匠の技を受け継いできた西陣織元、
知る人ぞ知る名機屋、「澤屋重兵衛」さんの作品をご紹介致します。
流通事態が非常に少なく、新品では滅多と出会えない作品が、
なんと御仕立て上がりにて奇跡的に仕入れることが叶いました。
もちろんのこと、この一点限りでございます。
お目に留まりましたら是非お見逃しなきよう、お願い申し上げます。
【お色柄】
密な織り口で、驚くほどにしっとりとしなやかに織り上げられた帯地。
渋みのある茶鼠色の地には、そっと箔糸を添えて唐草の意匠があらわされて…
時に陰となり、時にふわりと光を放って、
帯地だけでもって、幽玄でいて奥深い表情を放ってございます。
大人女性としての確かな佇まい、そして他に差を付けるお洒落さを、
存分にご堪能いただけることでしょう。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【澤屋重兵衛について】
安永5年(1776年)創業、240年以上にわたり織物業を継承する名門。
西陣の証紙番号は68で、西陣でも最も古い機屋のひとつ。
澤屋の原点の帯、古代錦を中心に着物をトータルで提案する
『重兵衛コレクション』を1990年に立ち上げる。
独創的な「きもの」の世界を展開し日本各地で魅力ある個展を開催、
岩笛や琵琶奏者、民族音楽家、華道家などとコラボレートするなど
他のジャンルの芸術家とのジョイントも多く、
「伝統の中に、いままでにない新しい作風と作品の表現方法がある」と高く評価されております。
絹100%(金属糸風繊維のぞく)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※ガード加工済み
ますいわ屋扱い品
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お出かけ、お稽古、芸術鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。